現チェアマンはなかなかいい仕事をしている

というのは僕も同感なので、引き続き『蹴閑ガゼッタ』より。

Jリーグは11日、J1実行委員会を行い、今季の試合で警告が頻発している問題について協議した。9日の清水―C大阪ではリーグ最多となる13の警告が出されるなど、レフェリングを疑問視する声が出たことを受け、日本協会審判委員会が各クラブに事情説明する場を設けることが決定。鈴木昌チェアマンは「警告がたくさん出ることはお客さんにも失礼。実行委員会として審判側の話を聞くことになった」と説明した。
スポニチアネックス サッカー 記事

という記事を受けてのガゼッタさん。

サポーターが問題視している事をいち早く取り上げた事については評価したいですね。
(略)
しかし、当初はカピタンの傀儡と呼ばれたり、鳥栖問題や神戸のチームカラー変更への対応でサポーターの槍玉に上がる事も多い鈴木チェアマンですが、ちゃんと物事をトータルで考えた上で捨てるべきところと拾うべきところを分かっている人だと思いますね。個人的には、早く前任者と同じ道を歩んで欲しいのですが(笑)。
サッカーコラムマガジン「蹴閑ガゼッタ」2004年05月12日

前任者なら今頃「何が悪いんだ!!」と開き直って怒っていただろうなという姿が目に浮かびます(笑)。日本を厳格なジャッジのショーケースにしたいような思惑を描いているカピタンですが、あなたが好きなイングランドサッカーにはフェアプレイという側面の他にもう一つ、フィジカルコンタクトがとっても激しくてあんまりファウルを取らないという側面があることには目を伏せているんですよね。
まあサブちゃんもジーコ同様、ファウルが多いということで戸田和幸(とその戸田を重宝していたトルシエ)を嫌っていた節があるので、この件についてサブちゃんの話しはしたくない感もありますが。
鈴木現チェアマンが前任者と同じ道を早く歩いてほしいは賛成ですね、もちろん理想はOBがサッカー協会の要職に付くことなんでしょうが、サブちゃん、田嶋幸三レアル・マドリードGMバイエルン・ミュンヘンの副社長を見ていると、元サッカー選手が協会やクラブの要職につくというのは、あくまで理想であり適切でない人も多くいることは痛切に感じますし、日本にはプロであることが当たり前という人がOBにまだまだ少ないことを考えるとサッカー関係のOBにこだわる必要は全くないでしょうしね。

今までは野球などからの一見さんを一生懸命取り込んでいれば良かったのでしょうが、ここまでファンが増えてきた現在、コア層への対策がおろそかになってしまったのでは決して大木には育ちません。
サッカーコラムマガジン「蹴閑ガゼッタ」2004年05月11日

このあたりの所を見ていると、痛切に競馬、JRAはこれをおろそかにしたから今の落ち込みがあると思いましたね、最近サッカーについて書いていることを読んだり書いていると競馬に、競馬のことを書いている文章を読んだり書いているとサッカーの話しに見えてくることが多すぎます。
例の競馬ジェネレーションギャップの件も一つ日本サッカーの現在の問題と簡単に結びつく話しを見つけてから、サッカーの話しに結びつけてしか考えられなくなっています(苦笑)。それが遅々としてあの話題がここで進まない理由になっていて、本当にスンマセン(笑)。
あと審判問題に関しては、現在のJリーグの審判の未熟さは100%肯定しながらも、現在Jリーガーの多くが審判に文句言い過ぎ、囲みすぎ、敬わなすぎということを指摘するのにも同意します。言ってた人誰か分かんなくなったのでリンクできませんが、審判への異議や暴言系のカードの多さは、審判もちっとは許容範囲を広げろよと思うときもありますが、選手側もいい加減学習してほしいと思うときもあります。