日本が進んでいる道は社会の上層のための社会主義？
生活保護も医療費負担・社会奉仕せよ 指定市市長会が国に抜本改革案 - MSN産経ニュース
昨日の奨学金の話に続いて酷い話が、もうこの国どうなってしまうんだろうねえ。公営姥捨て山とかマジで言い出しかねないぞ。というか弱者叩きが、政治家の人気取りになり始めてるとしたら、マジで終わってる。その一方で高齢者への生活保護だけは別枠で残すとか、もう分かりやすくて、本当にありがとうございます。
ブクマを見ても脊髄反射的な賛同と、根深いヤバさを指摘する温度差がありますが、良くこんなセーフティネットを引っぺがしましょう。と行ってるのに等しい議論に、この景気動向で賛同できると思う。よっぽど自分は関係ないことと思えているんだろうな。
そもそも変わりに雇用促進っていっても「仕事がない奴は、ブラック企業に行け」という啓蒙するだけなんでしょ？ ということは現在の「職がないって、いくらでも募集はしているだろ」というムードを考えたら、分かりそうなもんだと思うのですが……。
こういうのを見ていると、真剣に各自治体の首長選挙は、共産党系の候補者を、勝たせまくらないといけないことになるかもなあ、地方自治体なら国防はあんまり関係ない地域も多いし、外国人参政権とかについては、共産党は慎重な方だし。
というか社会奉仕の義務って、普通に懲役や罰金の変わりや、それに次ぐ犯罪行為などに対する懲戒行為でしょ？ それを義務化するというのは、貧乏人というのはそれだけで犯罪者と言ってるのと同じ事で、江戸時代の研究書とか読んでいると、無宿者をというだけで身柄を拘束して、鉱山とかに送っていた政策について、中世の行為として見ても、犯罪者でもない物を無宿であるというだけで、身柄を拘束して役を科すのはいかがなものか、という風に批判されていたのに、中世封建国家でもない、現代の近代国家、民主主義国家において、堂々と政治家や官僚が、このような提案をしているのは、そりゃ日本の人権感覚というのが問われても仕方ないよ。
おかしなことばかりの「奨学金」 » 経済学101
その奨学金制度のおかしさについて、こういうのを改めて読むと、最初は一方的な欧米白人の基準になるんだろうけど、政治とか教育とかマスコミとか人権意識とか企業の遵法精神とか項目ごとに、国ごとの文明国度合いだしてカテゴリ訳しても良いかもなあ。日本はこれでさらにダダ下がりですか。
 | 日本のニート・世界のフリーター―欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ) 白川一郎 中央公論新社 2005-11 by G-Tools |
