須田鷹雄から実年齢と趣味嗜好のギャップという売りが消えている

競馬雑誌はここ数年読まなくなっていたんだけど、競馬関係のメディアにおいて、須田鷹雄の露出が微妙に減ってきているようなイメージもあったし、さるさる日記で続けているWeb日記も、日本競馬の不景気な愚痴の比率が多くなっていたので、仕事減ってるんだろうなあ。という印象は受けていたんだけど、今年に入ってからの日記読んでいたら、それも分かる気がしてきた。
明らかに須田さんはパワーが落ちている。そしてその落ちた要因落は、年相応になってしまったからだよなあ。昔は若いのにジジ臭かったのが面白かったし、「車内には20代は自分だけ」とか「店内を見渡すと自分だけが30代で次はいきなり50代」とかいう記述が多い。つまり須田鷹雄にとって「POG」とか「旅打ち」というのは仕事の種類であって、ライターとしてのキャラクターというのは、「若いのにオヤジ感覚」というのが、須田鷹雄のキャラクターだった。
ところが40代になったときに、同世代の賛同を得る自信はあるみたいなこと言ってしまっては、ダメなんですよね。須田鷹雄の一番の売りとなるキャラは「年齢と趣味嗜好のギャップ」だったのに、それが埋まってしまっては色が無くなってしまう。
あと40代って、僕の偏見で言うと、一番若ぶりたいか、老成してしまうかというのが、極端に別れる年代じゃないかな? と思うのです。そんな同世代に対して、やたらと同世代的な同意を求めているのも、少し難しくないか? という風に感じています。
なるほどそりゃ自分の仕事に対して、危機感持つような書き込みの割合が、最近また増えてるはずだと納得してしまいました。「POG」「旅打ち」「80年代競馬ブーム語り」の中で、どれか一つでも飛び抜けて第一人者になっていたら、こんな焦りもなかったんでしょうが。「旅打ち」も先に馬事文化賞を違う人に取られちゃいましたしねえ。

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