日本におけるスポーツ余暇省の設立は遠い

【セルジオ越後コラム】スポーツ省創設は国をまとめるより大変 - FOOTBALL WEEKLY

理由はたくさんあるけど、まず第一に日本のスポーツが完全なる種目別文化であることが大きい。日本では、スポーツは文部科学省の管轄で、教育の一環と位置づけられ、学校体育と企業の福利厚生によって成り立ってきた。ヨーロッパのように、たくさんの種目を抱えるクラブチームの中でスポーツを楽しんできたのではなく、学校の部活で、サッカー部と野球部がグラウンドを取り合ってきたわけだ。
つまり種目間の横のつながりがないし、それをまとめようとする人もいない。例えば森喜朗さん(ラグビー協会会長)はラグビーの人で、野球の人ではない。野球に首を突っ込んだら野球の人たちから反発がくるだろう。

セルジオにはサッカーの現場から離れて、こういう大事なことを、もっと声高にスピーカーしてもらいたい。