「新しい波16」ゲスト:ヒカリゴケ

最近この前の「鉄筋base」を、そんなに熱心にじゃなく見ていると、時々なんですがbaseメンバーになれる前にインディーズ時代のネタやってるコンビが、たまにいるんですよね、いやそういう芸人は鎌鼬とか、天竺鼠もいるんですが、彼らがやるその時代のネタというのは、その段階でも凄い評価が高かったんですよ、ただインディーズ時代にそんな評価が高かったわけでもないネタを、プロになってからそんなに変えずにやってるのは、そのネタが好きなのかも知れないけど、色んな意味で甘いなあと感じてしまうのです。
どうしてそういう前振りをしたかというと、さすがにそういう甘いことは、この番組のスタッフやヒカリゴケはやらなかったですね(笑)、いやこれだけのネタ本数やらなくてはいけない番組だったら、つい「川で溺れた子供を助ける」ネタとか、出してきてもおかしく無さそうだったんですが、漫才アワード決勝に進んだときと、それ以降の代表作である、「叔父と甥の容姿比較」「腹話術の人形」「高校野球の監督」と、代表作を全てきちんと出しきってくれました。「電車のマナー」のネタだけは、少しこの中にはいると弱かったですが(笑)、まあでも全部コントだった鎌鼬をおいとくと、やっぱりヒカリゴケは、この番組にこれまで出てきた中で比較すると、やっぱり圧倒的に漫才上手いですね(笑)、本当にどうしてこんなに上手いのに、ここ三年で二回もM-1二回戦敗退してるんだよと、言いたくなる向きもあるんですが、こういう場所できっちりと代表作でまとめてこれるのなら、ヒカリゴケは大丈夫だろうなと思いましたね、ただ初めてヒカリゴケの漫才を幾つも一度に見て、漫才の形が昔のますだおかだにそっくりだなと言うことも、少し感じてはしまいましたが、そこをどうオリジナリティに置き換えていくかでしょう。それが出来れば、やっぱりここまでの出演者の中では、一番巧く芸能界渡っていけるんじゃないでしょうか? この番組のセレクションに残るかは、基準が分からないんで、何とも言えないですが。