うめだ花月に二人の芸人がさよならの声

鈴木つかさのblog　「一文笛」: 今日の作品

まずは鈴木つかさが、自身の最後の公演を受けて、梅田花月シアターのデビューだった、フルーツ大統領のメンバーとして、プラン9になってからの公演など、思い出も多いでしょうし、今後のつかささんのやろうとしている事を考えると、このぐらいのサイズの吉本直営館が無くなるのは、厳しい所もあるとは思いますが、前向きに締めくくってくれています。

吉本興業芸人　ぜんじろうによるブログ「ラフゼン」！: 諸行無常と梅田花月

しかし僕もうめだ花月といえば、「テレビのツボ」を収録していたという印象が強いですね、始めてうめだ花月を見に行ったのは、トミーズの時代劇バラエティの公開放送でしたが、自分としては完全に「テレビのツボ」の収録している所に来た、という興奮しかなかったのを覚えています。ぜんじろうが、吉本でうめだ花月に一番近い所に棲んでる芸人だったから、という番組への抜擢理由がどこまで本当かは分かりませんが、あの番組はゲリラ的な番組作りや、若いスタッフや出演者が自分たちが面白いと思っていることを、とにかく必死でやっているパワーがあった。
あの番組が終わってから、「低予算」「お手軽なマニアック企画」「出演者任せ」といったフォーマットの部分だけが、大量に複製されて、ゲリラ的な精神や、面白い番組制作の志がない番組に、大量に作られることになってしまいましたが、ただあの記憶が色褪せていない人たちが、いつか上辺だけ真似た番組ではなく、上辺の器は全く違っていても、あの伝説の番組の魂だけを受け継いだ番組を、世に出す日ときっとあると、それはいまでも信じています。