「爆笑オンエアバトル」2008年10月23日放送分
今回はここしばらくの停滞感のあった、近頃のこの番組にない、レベルの高い放送となりました。しかしつい何年か前までは、この水準が当たり前だったような気もするから、あんまり暢気に喜んでる場合でもないんでしょうが。
我が家 コント「デパートの迷子センター」
まあ僕は我が家は、本人達の思いは別にして、コント師じゃなくて漫才師だと思っているから、東京というか、関東ではこれが受けるんだろうなあという感じです。我が家のコントって、杉山の行動にリアリティがないんですよ、坪倉と谷田部が失礼なことを、杉山に延々とするというのが、ほとんどのコントの大枠ですが、杉山はあんなに失礼なことされ続けるんなら、もっと早く立ち去ろうとするとか、このコントでも「もっと上の責任者を呼べ」的な行動を、取るのが自然じゃないですか？ コントの設定に巻き込まれている人を、巻き込まれている状況に、ずっと身を置かせることに対するリアリティが、凄い薄いんですよね、だから我が家のコントは、後半ダレるという感想を、何度か見たことがあるんですが、「どうして杉山は立ち去らないのか？」という疑問を僕は持つけど、そういう設定に入り込めない、嘘を信じさせる説得力が、設定や縁者の行動に織り込めていない。
コント赤信号が最初に作ってきたコントに対して、ゆーどぴあのホープさんが、ダメ出しをした内容というのが、ラサールさんの本に書いてあるから、それを我が家は読んで、自分たちのコントを見直した方が良いでしょう。というかローテーション漫才の方が、自分たちが出ていることに、早く気付いて欲しいんですが。
プラスマイナス 漫才「ドッキリ」
イマイチだったけど、いかにも大阪らしい漫才で、こういうのをやっぱり世間は求めてるんだなあ。
しずる コント「腹黒い友人」
僕は青春コント以外のしずるも大好きなんですが、少し理屈っぽいというか、道具立てしたコントの設定通り過ぎるかなあと思います。なんかオンバト地方収録の、広い会場向けのコントじゃなかったような、もっと狭い劇場や、テレビでもがっちりセットを組んでやる、スタジオコント向けのネタように思いました。
