「オッドマン・セオリー」
岡ちゃん日本代表の方向性について考えてみる 必要なのは責任か?それとも馬鹿か? doroguba*footballcolumn*
アフリカの伝統部族の狩りでは、必ず『和を乱す人』を加えるというのもありますよね、他のメンバーが危険な方向に進んでいく時、リーダーが判断を誤った時に、言う通りにしない人を混ぜる事で、グループを危険から助けるという意味があるらしいのですが、不確定要素にもなりえるような危険な存在を、チームに入れる事は日本人には馴染まない所があるけれど、でもジョーカーというのは本来そういう存在なんだと思います。
この話で思い出したのが、「桃鉄」や「ジャンプ放送局」のさくまあきらが、90年代後半の全盛期のベイスターズについて、年長者でチームリーダーでありながら、チームの和を乱す言動や行動を繰り返す、駒田の存在だけが許せない、意味が分からないという事を、繰り返して語っていたけれど、ああいう『和を乱す者』を巧く活用出来るチームは、やっぱり一番が取れる強さがあるし、そういう人をチームリーダーに据えれるのが、権藤さんの凄い所だった。まあ最後には、駒田のそういう部分が悪い形で爆発してしまったのも事実ではありますが。
だから戦術とか才能だけでなく、性格的やチーム内の人間関係、という意味でも『オッドマン・セオリー』というのは、重要なものだと思う、そのさくま氏だって、井沢どんすけという、質は違うけどチームにおける『オッドマン』を、有効にチームの中で活用していますしね。
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