「エンタの神様」

最近の「エンタの神様」は話題にはならなくなった分、面白いネタ番組にはなってきたと思う、基本的に劇場でやっているような漫才やコントをそのままに近い形でやる人たちと、フレーズ系のネタやあるある系のネタをやる人たちは、番組で作り込んでいくという風に別れていて、コントラストが取られやすくなっているのも良いし、前者の人たちにはテロップを付けたり、演出を付けたりということもなく、むしろコントをやる芸人さんにはセットを組んで貰えたりするというのは、他のネタ番組になくなっている演出がされている。
こうやって漫才やコントを通常尺で地上波のプライムタイムで放送して、成功している番組は「エンタの神様」だけなわけで、最近はナイツやラバーガールのネタを特に番組向けに加工するでもなく放送してくれているし、エンタ製芸人みたいな人たちは、そういう漫才やコントだけでは視聴率取れないというのは、他の色んな番組が証明しているわけで、一般の視聴者的には、良いアクセントとして機能しているんだと思います。やっぱりいま演芸の番組で、四分や五分の漫才やコントを多数放送してくれる番組は、やっぱり評価しないといけないように思いました。
とろサーモンは東京に活動拠点を移して、やっとコンビでネタ番組に出ているのが見れて嬉しいのですが、もう少し早くこういう番組には出して欲しかった。ナイツはM-1グランプリに出ても明らかに遜色がないレベル、キャン×キャンが今年は出ていない漫才アワードでは、キャン×キャンの東京枠をもぎ取るか、それともサンドウィッチマンになるか楽しみです。ラバーガールはやっぱりもっとC-1の優勝予想に名前が出ても良いと改めて確信しました。いやだってこれだけ練られたコントやる人たちは、大阪には三組いないですよ。
最後の犬井ヒロシを見ていて思ったんですが、去年のサバンナの東京のテレビでの勢いって凄かったじゃないですが、「てれびのスキマ」さんが2007年の新人賞に認定するぐらいに、凄い勢いがあったのに、今年に入ってからバッタリと停滞してしまったけど、これは八木もそうなんですが、高橋は別にネタをやらないときでも、東京のテレビに出るときは犬井ヒロシの格好で出るべきだったんじゃなかったかなあ? それこそたむけんが東京では裸に獅子舞という格好を崩していないように、高橋も犬井ヒロシの格好で東京は徹するべきだったかもしれない、だっていま普通にテレビ見ている人の中には、犬井ヒロシサバンナ高橋がイコールしていない人って多いと思いますよ、だからその辺はたむけんのことを見習ってやるべきだったんじゃないかなあ? という風には思いましたね。
しかしまさか陣内やサバンナに、「たむらけんじを見習え」という日が来るなんて、夢にも思わなかったよ(笑)。

エンタの神様 犬井ヒロシフリーダム携帯ストラップエンタの神様 犬井ヒロシフリーダム携帯ストラップ


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