「○○は好きだけど、○○を好きという連中は嫌い」

可愛い女の子が知れて嬉しい!! というエントリーの次にこんなエントリー書くのもなんですが、凄いよく分かるエントリー。

真木よう子のどこがそんなに - おわライター疾走

昨今のサブカルシーンに対する僕の嫌悪感、というものを端的に現してくれているエントリーです。
別に彼女に限らず、可愛いアイドルや色っぽい女優やセクスィーなグラビアアイドルを、単に「可愛い!!」とか、「おっぱい大好きっ!」と言えばいいものを、物凄い理屈付けて、「山口百恵は菩薩である」の二番煎じ、三番煎じ狙いとも取れるような、アイドルや女優……というか可愛い女の子を取り上げることについては、本当に吐き気がするぐらいイヤ、嫌い、許せないものを、ずっとハタチ前後から感情を持っていたんだけど、さすがに30前にも鳴なれば、その嫌悪感の正体はある程度下手なりに表現することが出来るようになりました。
かわいいは正義」とか「おっぱい!おっぱい!」とか言ってる連中の方がマシ、というより本心というか、根っこの感情はそういうものなのに、なんか御託というか理屈というか、格好付けた言い訳なしで、可愛い女の子を可愛いといって喜べない連中って、本当に心の底から格好悪いなと思うんですよ、いやそういうことで盛り上がるのが嫌なら、プライドが許さないというのなら、最初からそんなこと表明しなければいい、でも可愛い女の子をご神体にして、祭りをしたいという感情はある、その気持ちを理論武装でブランドやプライドの材料にしたいというのは、自分にとってはヘドが出るぐらい格好悪いことに見えます。
真木よう子に限らず、木村カエラとか、一昔前なら原田知世とか、小泉今日子とか、そういうサブカルなアーティストの人たちが、群がってきて理屈と御託で、素直な感情をごまかしているのは、虫酸が走っていたのですが、いまだにそういうことは延々と続いているのは、本当に面白くない、社会的に成功を収めたエライ人が、小娘を好きになった理由に対して、理屈をゴネている姿は、僕には格好悪いことにしか見えない、あれならまだ「かわいいは正義」とか「おっぱい!おっぱい!」とか、堂々と言える人たちの方が、どれだけまともかということを、思い知らされる。要は理屈じゃねえだろっ!! という事でもあるんですが、理屈をこねないと「かわいい女の子が好き」程度のことも言えないのは、情けないというか、面倒くさい。

真木よう子のどこがそんなに良いかって・・ - 電気じかけの三日坊主

「太宰は好きだけど太宰を好きだと言う奴は嫌いだ。」というのは、吉行淳之介の言葉でしたが、この言葉の真意というのは、計り知れない部分はありますが、かつての渋谷陽一氏の「ジャズファンの連中の『こんな渋いジャズを聴いてる俺って素敵』っていう感覚が嫌いなのでジャズに対して嫌悪感がある」という言葉は、そのままリンク先にもあるように、いまのロック界やサブカル界に跳ね返っている言葉ですが、とりあえずアイドルや女優さんだけでなく、お笑い芸人やスポーツ選手でも、アーティストやらジャーナリストやらに変に持ち上げられて、おかしくなっていった人は沢山見ていますから、変な御輿に乗せられたあげくに、変質して旅人になっていくような人は、もう出さないで貰いたいです。
サブカルは敵とまでは言わなくても、邪魔な存在でしかない気が、最近通説にしております。俺たちの大事なものたちを、持って行くだけならまだしも、つまらないものにしないでほしい。この記事のタイトル「だからサブカル野郎は嫌い」にした方が良かったかなあ(笑)、サブカル言われるぐらいなら、オタクやミーハーで良いや真面目に思ってる。というかポピュラーアーティストにとって、カルチャーやサブカルの人たちに褒められるよりも、ミーハーに指示される方が重要だし、正義だと思うのです。

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リリー・フランキー

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