ジロ・デ・イタリア2008 第16ステージ 

CYCLINGTIME.com : 難関山岳TTでペッリツォッティがトップタイム!!

おいおい、セッラがドロミテ三連覇かよと思ったら、ペリゾッティが上回って、ドロミテ超級山岳三日続けての勝利はなりませんでしたが、この大会の主役の一人としてセッラの名前は、欧州のサイクルロードレースに刻み込まれました。しかし中継が始まってから、最初に出たルハノ
スーパータイムから、四人もそれを上回る選手が出てきたこと、今年のジロにおいてシモーニのTTのタイムが優秀な事は、やはり特筆すべき事と言えるでしょう。
しかし一部に未舗装区間がある、超級の山岳でのタイムトライアルという触れ込みでしたが、大きな間違いでしたね、「一部舗装区間もある山岳タイムトライアル」で、もうほとんどの路面が砂利道のような、ママチャリでも心配な路面を、ロードレーサーで駆け上がっていくなんていうのは、このコースを考えた人はよほどのサドですよね(笑)、しかもスキー場でまだ雪が残っていて、スキーしている人たちもいる横を通っていくとか、一体全体アタマがおかしいですよ(笑)。空の色かなと思ったら人がいて、それが雪だと分かったときの衝撃は相当でした。
とりあえずチームカーが一緒に上がれないような道で、バイクにロードバイクを背負っているメカニックという絵面は衝撃でしたし、メカニックや報道のバイクが、ヘリでどんどんピストン輸送されているのは、もう爆笑してしまいましたよ。
でも一番凄いのは、こんな無茶なコースのタイムトライアルで、総合成績を大きく揺るがすと予測されていたステージですが、ディルーカメンショフが遅れてしまったというのはあっても、総合の成績がより団子になるような接戦が展開された事が、一番凄い事だと思いました。なんちゅう人たちですか、あの人たちは。