人間の記憶や言う事なんて「誤差」の山だらけ

ブログにおける嘘を嘘と見抜けない人は… - shi3zの日記

別にネットに限らず、真実と実話は違うということが分かっていない人もいるし、喋っている本人が本当の事を言ってるつもりでも、それが事実とは違う事だってあるし、それは必ずしも嘘とは限らないんですよね。特にブログなんてプロの文章の訓練受けていない人たちが、語り起こすように自らの記憶で語るんだから、「誤差」なんてものは山のように出てきてしまう。そこをどう読み分けていくかというのを愉しむことの重要性というのを、最近感じてきています。
あと筆者も分かって書いていて、読者のある程度の人たちも理解して読んでるけど、あえてニュアンスを込めるためにやっているオーバーな表現とかに、嬉しそうにいちいち突っ込んでいる人というのは、色んな所で沢山見るけど、あれは突っ込んでいる方が格好悪いなと思う事が多い、喩え話とか、話題を展開させようとしてあえて飛躍させたりとか、そういうのを許せない人は無粋とも思うけど、それ以上に寂しいなと思ってしまう。
少し話をスライドさせるけど、トキワ荘とかでも当時の関係者からの証言を集めても、決して同じ答えは返ってこないし、同じ人でから時期によって全く違う事を言ってたりするものですが、それは決して誰かが嘘を付いているとか、誰かが適当な事を言ってるのではなく、みんな真実なんですよね、それを全て会わせて多角的に見たものが事実になっていくわけだけど、それが100%の本当かどうかは誰にも分からない。
喩え話の嘘についても、事実と真実と実話の違いについても、答えが決まっている事でない限りは、そのブレというのを愉しむというのが、挙行を愉しんだり、不確定な事が多い現実を生きる楽しみの一種だと思うけど、それを学べる機会が少ないというのも事実だとは思う。

漫画に愛を叫んだ男たち漫画に愛を叫んだ男たち
長谷 邦夫

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