ヤングサンデー休刊問題を考える

これ最初の報道があった時は、飛ばしや観測気球のどっちかだと思っていたので、スルーしていたんですけど、どうもマジっぽいということで、「鉄腕バーディー」「とめはね!」がどうなるのか、とっても気になってしまいます。

ヤングサンデーは何故部数が低迷したのか、マンガ雑誌の連携という点から考えてみる - 空気を読まない中杜カズサ

最近の「ヤングサンデー」が、90年代にサンデー本誌で看板だった作家を移して来るという戦略が、面白い作品が出ているのに、今ひとつ営業的に繋がっていないとか、「とめはね!」とかがそうでしたが、サンデー本誌に載っても不思議でない内容のマンガが多くて、逆にサンデー本誌のパワーを奪ってしまったかなという気はしていました。
中杜さんの書いている事と、少し違う話になってしまいますが、いまは漫画雑誌って世代ではなくて、趣味嗜好での細分化が激しくなっていると思うのです。だから読者が成長に伴って、読む雑誌を替えていくという単純なものではなくなった時に、上の世代の雑誌に作家を上げていくというのが、巧く填らなかったということは感じます。現実にヤンサンって、サンデー本誌かスピリッツとかに載っていても不思議じゃない作品が多くなってる。だから「ヤングサンデー」を解体して、ヤンサンの看板作品を他の小学館の雑誌に持って行くことは、「月刊少年ジャンプ」の休刊のときのように、あるのかも知れないとは思いました。

あっやっぱりこのテーマで書いていたら、そりゃこういう考えに行きますよね、この辺の漫画雑誌世代論も、もう少し僕の方も踏み込んでも良かったかも知れない。

アオイホノオ 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)アオイホノオ 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
島本和彦

新吼えろペン 9 (9) (サンデーGXコミックス) 新吼えろペン 10 (10) (サンデーGXコミックス) 燃えるV 1 (1) (MF文庫 9-16) アニメ店長 3 (3) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 新吼えろペン 8 (8) (サンデーGXコミックス)

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