秋田みやびのへっぽこの世界は安心して入っていける
発売日に買っていたのに、ほったらかしにしていたのをようやく読んだ。
輝け!へっぽこ冒険譚 3 (3) (富士見ファンタジア文庫 21-93 ソード・ワールド・ノベル) 秋田みやび by G-Tools |
秋田先生版のへっぽこ小説は、他の人の手によるへっぽこ小説と比べても、キャラクター全員が完全に自分の中に入っている感じで、イリーナとヒースの距離感とか、ノリスの人間的な魅力が本当に出ている。マウアが女性としての強さやパーティーの中でのお母さん役的な要素が強く出過ぎている気もしますが、この辺はイラストとコミカライズ担当している、浜田よしかづ先生の作品からの影響も感じる。
しかし今回の小説では、続き物としての引きも巧くて、なんでこういう小説書ける人、ゲーム適性の高い人が、何にも知らないでグループSNEに経理か事務かで、たまたま入社するという事になるというのは、運命というか、才能ある人はきちんとそういう流れに向かっていくんだなということを、深く感じてしまいます。
あとこのエントリーを書くにあたって、色々と検索していて、ドラマCDのキャストを初めて知ったのですが、堀江由衣、子安武人、折笠富美子、etc……、というあまりにも本気なこのままアニメ化出来るキャストでというか、このキャストでそのままアニメ化考えているとしか思えない、人気声優が主役で、脇も大川透や堀内賢雄が固めるというのは、かなりやる気を感じてしまった。このドラマCDのキャストなら安心だから、やっはり買っておくことにしよう。
ソード・ワールド へっぽこーず ドラマCD 語れ!へっぽこ冒険ロード(初回限定特装版) イメージ・アルバム 堀江由衣 子安武人 by G-Tools |