浜田雅功「つっこみ」時の頭はたく行為が韓国で議論に - Ameba News [アメーバニュース]

お笑いの非対称性 - タケルンバ卿日記

実際問題として、浜田以外の人がやっても面白くないんですよね、その浜田にしろ最初の頃はカールスモーキー石井怒らせたりしたし、そのぐらい反社会的な行為だったはずで、だからこそ意味もあったし、面白さというのもあった訳ですが、後から出る人たちがそういう意味合い無しに、当たり前の事としてやってしまったから、急速にこの行為にパワーが薄れてしまった。
浜ちゃん自身もつんくあたりが、これをお約束的なものにしてしまってから、そういう意味合いが無くなって面白さが薄くなった、一時期はお約束ギャグみたいな感じで「HEY!HEY!HEY!」を中心に盛り上がったけど、いまはドリフや新喜劇的な常識的なお約束になって、90年代前半まであったダウンタウンに対する特別な意味が薄くなってしまった。これ以降、タレントの浜田、ピュアなお笑いアーティストの松本という分けた見方を一部でされるようになってしまった。でも実際はそんな事無かったと思うんですけどね、浜田さんだけがかなり早い時期に一般化されてしまった。

こうなってくるとツッコミは面白くもなんともない。単なる儀式。お笑いの手段ではない。意外でも常識外れでもタブーでもない。
お笑いの非対称性 - タケルンバ卿日記

ただ大阪には、こういったものを早い段階で、集団芸の中でお約束ギャグに昇華させてしまう、という風潮が強くあるんですよね、これは今の「明石家さんちゃんねる」や「アメトーーク」の大阪芸人が多いの回なんかは特徴的に出ますけど、大阪の芸人は世間が思っている以上に、「タブーに挑戦」とか「常識を覆す」という意識は、そんなに元々高くないんですよねえ。どちらかというと自分たちの世界の常識やルールに、何事も落とし込んで共有しやすくする方にいきやすい。
だから浜ちゃんの「頭を叩くツッコミ」というのを一般化させていたのが、2丁目劇場に対するリスペクトの強いつんくだというのは、凄い分かりやすい事ではあるんですけどね(笑)。