「繁昌亭らいぶシリーズ」（DVDとCD）発売へ - 歌季句気呼

「繁昌亭」で収録された落語のDVDとCDのシリーズが出ることが発表されたが、松竹と米朝事務所の落語家中心で、吉本の落語家の予定は現在無し、吉本興業には「R&C」という自前のビデオソフトレーベルがあり、「爆笑オンエアバトル」のDVDシリーズにも吉本芸人はなし、ルート33とかハリガネロックとか、現状では絶対に「R&C」から単独のDVDなんて出る事はないんだから、許可しておけば良かったのにと思うけど、今回の落語のシリーズだってこのブランドで出せば、売れるという事もあるんだろうから、この辺は懐深くやってもらいたいのですが。
しかし吉本は大阪で長く落語を軽視してきたのに、「繁盛亭」が盛り上がってくると参入して来るというのは、灯は一つではなく、二つも三つもあった方が盛り上がって良いことですが、もし「繁盛亭」を吉本が繁盛亭を商売敵視するようになったり、こういう企画への吉本芸人の参加が見送られる事が続くと、色々と面倒な事になりそうな危惧もある。リンク先の記事にあるように、上方落語協会の会長・桂三枝の手腕に期待したいけど、逆に言えばいま三枝師匠が会長というのは、吉本が変な動きをしたときの牽制としては、桂三枝が上方落語協会会長、笑福亭仁鶴が吉本興業の特別顧問というのは、悪い事にならない人事配置だと思いたい。

繁昌亭らいぶシリーズ3桂吉弥「ちりとてちん」「くっしゃみ講釈」 桂吉弥 by G-Tools