爆笑オンエアバトル11月30日放送分 : 一汁一菜絵日記帳

プラスマイナスとジャルジャルが「ゲンセキ」を筆頭に、baseよしもとでテレビメディア向けに同期の他のbase芸人と比較しても、一足早く推されていた時期があって、それにファンの不満が大きかった時期がありましたが、現状の二組を考えたらその判断は正しかったと言えますね、キャラを推していけるようになれば東京でタレントとしても成功しそうだし、このまま漫才を極めていけば、一時期苦しい時代をまた迎えることもあるかもしれないけど、10年後にはいまの矢野・兵動ティーアップぐらいの位置は確保しているんじゃないですかね? どちらを選ぶかは本人達の心構えと、あと一、二年のうちに提示されるであろう分かれ道を前にしたときに、本人達と事務所がどう判断するかでしょう。10年目になるまでにM-1決勝に残れるか、それともこの番組でチャンピオン大会を制することが出来るかというのは鍵になりそう。
ハイキングウォーキングはツッコミが下手とか、(ネタによっては)ツッコミがいらないとか言われがちだけど、全然そんなこと無いですよね、松田のツッコミは凄く巧いと思う、特にM-1予選の三回戦をテレビで見たときには巧いなあと思った。こういう目立たない、巧さを感じさせない巧さがあるツッコミは、近年少なくなっていたけど、今年のM-1東京予選を見ていると、そういう芽が再び咲こうとしているのを感じます。ボケに強烈なキャラがいるコンビが、それにツッコミが対抗しようとするのではなく、それを活かすためにツッコミが個性を殺して目立たなくなっていく作法が巧い人が多くなってる。
弾丸ジャッキー、昨日ある元ケーエーの芸人さんと話していたんですが、やっぱりNHKだからといってネタの内容をおとなしくするのは、芸人さんの勝手な自主規制で、NHK自体はその辺は番組にもよるだろうけど、相当緩くなっていると思うんですけどね、そもそもこのぐらいのことがダメなら、そもそも彼らをブッキングしないでしょうし、えんにちとか思いっきりやってますし、放送で流れていますからね。
ランチランチとラブドライブはまとめての感想ですが、この辺の東京漫才にありがちな、楽しい会話と雰囲気だけという人たちは、ライブとかでは強いんだろうけど、こういう審査的なものが入ると、どうしても厳しい評価が下りがちになるのは致し方ないと思います。全体のレベルの低さに救われた格好になりました。
来週はくじらがピンとして初出場、スマイル、チョップリン風藤松原に期待、特にスマイルはいま大阪では外れ知らずになってきているだけに、アウェーでどこまでやれるかというのは、一度オンエアもされた後の出演と言うことで試金石でしょう。