何故って、一般向けの曲をオタクは発掘しないから。 : Scott’s scribble - 雑記。

アニソン : strange

まず最初にここでは、あの番組におけるこのソフトやこのソフトのユーザーの取り上げ方の話は、一切無しでいきたいと思います。オタクはメディアでどう振る舞うべきか、メディアはオタクどうとりあげるべきか問題と、この「初音ミク」というソフトを世間にどうアピールするべきかというのは、分けて考えた方が良いように僕は考えています。それでもオタクがこのソフトをどう語るかという視点は、どうしても出てくるんですが。
何日か前のエントリーですが、アニソンではなく有名な歌謡曲なら一般にアピールできるというのは、僕は違うんじゃないかなと思っていたんですよ、例えばアニソンでももはや老若男女誰でも知っていw、「初音ミク」の声色に合っている曲なんて言うのは、「アンパンマン」とか「ドラえもん」とかあるわけだし、もっというと「津軽海峡冬景色」聞かせても拒否反応示す人は一緒だと思う、拒否反応を示している人たちは、このアニメ声的な声質の部分とかで引いてる部分はあるし、あと「このソフトがあったらもう現実の歌手いらない」という、いわゆるオタク的な発言の方が気味悪がられている所の方が問題で、あの番組でコスプレで演奏していた人たちはともかく、アピールしている人たちの選曲の問題ではないと思います。

あくまで現状では、初音ミクの魅力がわかるのはオタクです。 : Je n’avais pas l’intention d’aller à la mer.-HINAGIKU SAID ”LIVE OR DIE”

まずDTMという物自体が、TMNから十数年経っていても世間一般常識的には、まだまだマニアックな物であって、そこから説明しないといけない人が沢山いると言うことを、ネット界隈の人は理解できていない人が多いような気がします。そしてそこから合成音声の説明をして、という手順を一切省いてるんだから、理解されなくて当たり前でしょう。自動車について教える時に、車輪も知らない人たちに対して、いきなり内熱機関の凄さを説明しているのが、現状のネット界隈における「初音ミク」の世間一般へのアピールの一番の問題点だと僕は考えています。馬車しか見たことない人に、いきなりF1カーを見せて理解できるわけがない。どういう仕組みか説明しないで、凄さを理解しろと言うのは、かなり不親切な行為だし、そういう前提を知っているもんと決めつけて説明している所が、世間が嫌うオタク的な所じゃないかなと思う訳です。
そしてもう一つはやっぱり僕はどんなに優れた合成音声ソフトであっても、「理解」とか「凄いとは思う」というレベルでは、ある程度パソコン触れる人なら全員分かってくれると思う、ただオタクにしか分からないという部分は絶対にあって、これは反論もあると思うけど、合成音声ソフトとかDTMの知識があるような人は、世間から見たら全員オタクなんですよ、合成音声ソフトとかDTMの知識があるオタクでないと分からない部分はある。
普通の人でも「凄い」までは分かる、でもオタクの人が「感動するぐらい凄い」と思う部分は、DTMや合成音声ソフトとかを、実際触ったことがなくても、その気になれば触ることが出来るぐらいの知識とか環境がある人でないと、このソフトの本当に技術的に凄い部分とか、これまでのものと比較して進化した部分というのは理解できない。
アイマスMAD」との違いというのは、あれはとりあえず見たら分かる部分があって、ネタとしてとりあえず分からない人でも笑えるという入り口がまだある、僕は全くあれの面白さが分からなかったし、今でも本質的には理解していない気がしますが、とりあえず「アイドルマスター×有馬記念@トウカイテイオー奇跡の復活」というのは、理解させてくれる凄い良い入り口でした。でも視覚的にインパクトが、このソフトの技術的な凄さとか思想的な物は、とりあえず横に置いておけるけど、こちらはどうしてもDTMや合成音声ソフトの進化の歴史とまでは言わないけど、実際にPC上でどういう作業で作られるのかというのは、イメージだけでも知らないと、凄さを理解するのに難しい所は僕はあると思います。
僕もどっちかというと、このソフト自体には関心が薄いんですが、そもそもいまの萌えアニメ声のアニソンが好きじゃないというのもあるけど、やっぱりこのソフトはかなり扱いやすくなっているのかも知れないけど、合成音声ソフトで楽曲を歌わせるということの敷居の高さを感じて、自分には関係ない物という引いた視点はどうしても持ってしまうし、僕にとっての「アイマス×有馬記念」みたいな、そんなご託や理屈は抜きに凄すぎると思わせるものは出にくい。

俺の作った自作マリオを友達にやらせてみました 〜SMB3戦〜 Part1 : ニコニコ動画(RC2)

実際に作らなくても、いや作れなくても、ある程度作り方が想像できる物は凄いと思えるけど、そこが理解できないと凄さは分からない所はあるから、見た目や一瞬のインパクトあるものじゃないと理解はされにくいでしょう。それこそ次回のVOCALOIDは有名歌手を持ってくるとかいう方法は、そういうインパクトにはなりますよね、それこそ和田アキ子とか(笑)、僕は藤圭子版が出て最近の萌えアニメのアニソン歌わせてくれたら嬉しい(笑)。
音楽的に高度なことを実現させても、それがどこまで世間に理解できるのかという問題はあるんですよね、世間の「音楽好き」の基準なんてものは、極端な話をすると毎週欠かさずに「ミュージックステーション」を見ているぐらいと思っておいた方が良い。だから僕はどんなアホでも説明抜きで理解できるものをすることを考えたら、これが一番良いヒントになる意見なのではないでしょうか?

初音ミクの次のVOCALOIDがムーディ勝山なら絶対買う。 : Scott’s scribble - 雑記。

ムーディ勝山版なら、間違いなく誰でも分かるでしょう。ちなみに僕は実況・ナレーション編として、青嶋達也版が出てくれたら絶対買うし、挑戦してみたいと思うよ(笑)、八塚浩版でもいいや。
でも元々ハードルが高いツールであり、世間に予備知識が全くないものであるという前提を忘れて、世間一般にアピールしてはいけない思います。この商品は作品を見せれば、誰にだった理解できるという種類の物では残念ながらない、誰でも凄さが分かるはずと思っているのはオタクと言われるぐらいに、PCやDTMの知識がある人だけでしょう。

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