ボクシングを守った内藤〜WBC世界戦 : 拳論!取材戦記

ボロ負け大毅、背水の投げ技プロレス減点…WBC世界フライ級戦 : スポーツ報知

試合の感想は昨日書いたので、周辺に関することとか、面白い記事を紹介していきます。まずは反則の話からやっていきましょう。

亀田史郎氏 「大毅の反則行為、故意ではない」「闘志の現れ」…コメント発表 : 痛いニュース

昨日の当日は速報系の記事で産経系が嬉しそうに報道しているなと思ったんですが、一夜明けてみるとTBSの身内の毎日新聞系ががんばっています。まあでもこの一家の親子愛とか兄弟愛とかに、一部かも知れないけど世間は最初惑わされていた、という所はマスコミの煽りとか関係なく、世間も反省しないといけないと思うんですが、ハリウッドのトンデモ映画が日本でだけは親子愛モノとして大ヒットなんてのと、これは一緒のことだと思う、親子愛とか家族愛とかに騙されやすい日本人という問題は、本件においては絶対に問題としてある。

亀田大毅が敗戦の弁「今回は完敗やった。それは素直に認める」 : スポーツナビ

ここで嘘でもしおらしいこと言えない、言わすことが出来ないのが、この亀田ファミリープロジェクトの本人達も含めた、仕掛け人のダメな所でしょう。

ボクシング:内藤「切腹?ネチネチ言ったらかわいそう」 : 毎日jp

完全にリングの中でも外でも完敗、大人のチャンピオンと18歳の子供と言うけれど、亀田ファミリー全体、亀田父はもちろんのことながら、亀田ファミリーの仕掛け人の皆さん方に対しても、リングの人で内藤は完勝だった。その締めくくりとして、これは凄い良いコメントです。この人はチャンピオンとしても活躍して欲しいし、「ジャンクSPORTS」筆頭にバラエティなどでどんどん稼いで貰いたいです。

亀田批判 : strange

北斗の拳」で言うと、老人や子供に酷いことをした上で、ケンシロウにも物凄い偉そうなこと言った上で、襲いかかるけど、ケンシロウの指先一つで七年殺しみたいな技を決められてしまった、というような役回りですからねえ……。

内藤×亀田次男感想 : 深町秋生の新人日記

TBSのボクシング中継で一番思い出すのは、なんといっても「薬師寺vs辰吉」の世紀の一戦で、このときの辰吉贔屓も酷かった、実況、解説はもちろん、その時もゲストに来ていた赤井英和、そして島田紳助と、ただあの試合も薬師寺が素人目にも勝っていた試合でしたが、それでも今回ほどの実力差はなかったわけで、同じ事をこれほど実力差もあれば、格の差もある試合で同じ事が出来てしまうTBSはある意味凄い、ボクシングは日本人対決こそ盛り上がると言うけど、これほど片側に寄りかかった試合中継では、せっかくの日本人対決も台無しでしょう。

亀田家はシーザー武志と組むと吉 : タケルンバ卿日記

TBSで総合とかになると、本当に殺されちゃうんじゃないかという気がしますけどね(苦笑)。

昨日のボクシング、 : 島本の感想文

この辺の遠回しにうまいこと言える人たちは、改めて凄いなと思いますです(笑)。

亀田の粗利 : 偉愚庵亭憮録

なぜこのエントリーのカテゴリに[さんま]があるのか、ここまでが長い振りで、ここからが僕にとって本題ですわ、いや本当にどうしちゃったのさんまちゃん? ということを僕は問わずにはいられないです。これまで無視してきたけど、こういうエントリーを読まされては、やっぱりさんまさんへの思いは、ここでもう一度改めて言わざるを得ないわ。
さんまさんはお笑いに魂を捧げた人で、世の中の何よりもお笑いを愛して、テレビ的な盛り上げやバラエティ的なお約束を大切にしてきた人であり、テレビバラエティという芸を舞台演芸などと同等、いやそれ以上の存在にしようと努力して、それを実現した人だと僕は考えています。そのさんまさんが、テレビバラエティのお約束に乗せることを拒否していた、バラエティの正義で語ることを良しとしなかったのが、スポーツというものであると僕は思っていました。
そしてそれはさんまさんは、数多くのシチュエーションで立証していました、10年以上前までは、一番分かりやすい例、今回の件でそれを語るに相応しい例をあげると、TBSによって放送された『薬師寺vs辰吉』の世紀の一戦について、明石家さんまは直後の『MBSヤングタウン』において、「誰がどう見ても薬師寺の判定勝ちの内容だった」と主張して、それにも関わらず辰吉が優勢だったという風に進めていた、実況アナと解説者を批判し、ゲスト解説として呼ばれていた赤井英和島田紳助が試合終了から判定の結果を待つ間に、「全く五分の内容で分かりません」というコメントを繰り返していたことを、「二人とも友達だけど、あの発言は許せない」と公然と批判していた、1994年の時点ではTBSがスターを重視し、偏向的な試合中継をすることに否定的で、関西ローカルのラジオ番組とはいえ長年の戦友である島田紳助の言説に対する批判をしてまで、テレビ的な盛り上げのためにスポーツを歪めて報じることに批判的だった人が、なぜこの亀祭りには仕掛け人として振る舞えるのか? いやこの「亀田ボクシングコント」に限らず、サッカーや競馬を語る時においても、90年代ぐらいまでにあったスポーツに対する純粋なパッション、お笑い芸人・明石家さんまを殺してでも、正しくスポーツを届けたいという姿勢が残っていたし、僕なんかはそれに影響を受けて見るようになったスポーツは多くありました。
だからこの亀コントに対する関わりだけでなく、サッカー、そう特に明石家さんまがお笑いよりも愛していたはずのサッカー、また90年代の平成競馬ブームへのさんまさんの関わりとかを見ていて、その時に何を言っていたか覚えている世代の人としては、僕は今世紀に入ってからのさんまさんのスポーツ関係の仕事や、言説とかはちょっとファンとして許せない域に入っていると思うし、明らかにファンはもちろんのことながら、さんまさんがあれだけ愛してリスペクトしていたスポーツ全体に対して、いまのさんまさんのやっていることは裏切っていると言わざるを得ない。いまのさんまさんにはスポーツの語り部を自称して、それを語る資格は残念ながら僕は無いと思います。90年代ぐらいにラジオのリスナーなどでは、そういうファンが多く付いていたことを考えると、いまの時代にさんまさんの90年代の姿勢では、そうは見られないというのは分かるんですが、それでもいまそっちに行ってしまったというのは、僕はファンに対する裏切りだと思っています。

亀田に乗っかった人たち : おわライター疾走

まあでもみのもんたとかを筆頭に、これで一気に掌返しだした連中というのは、亀田ファミリーやTBS以上に、僕は反吐が出る連中だとも思っております。特にこれで特需だと喜んでいた一部のボクシング界のエライさん方の掌返しは、ちょっと許せないものが、最近現場のボクシング界の人たちの努力を知る機会を得た身として、思い至る次第です。