『吉本興業、カネの成る木の作り方』(大下英治/講談社)

図書館で予約した本を借りに言ったついでに借りてきました。今の話はそんなに面白くないけど、昔の戦前戦後から、仁鶴、三枝、やすし・きよし、カウス・ボタンあたりまでの話は面白いけど、かなり綺麗事に終始している印象、他で読んだり聞いたり出来る話からしたら、こんなに綺麗事ではなかったはずだし、それを加味すれば、最近の話についてもどこまで綺麗事でこの本が書かれているかよく分かります。
こちらの本と合わせて読んで、始めて主と裏、光と影の両面から多角的に真実に近い像というのが、浮かび上がってくるものがあるように思いました。こちらの本だけでも充分に面白いし、光の部分だけかも知れないけど、近代の上方芸能史というものがよく分かる面白い読み物にはなっていますけどね。

吉本興業、カネの成る木の作り方 エディトリアル吉本興業、カネの成る木の作り方 エディトリアル
大下英治

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