宝塚記念、アドマイヤムーンが国内GI初制覇 : netkeiba.com

アドマイヤムーン、宝塚記念制覇 : 海外競馬

史上最高メンバーで行われた宝塚記念は、この素晴らしい面子に相応しい素晴らしいレースで幕を閉じました。歴史に残る宝塚記念、いや過去の全てのGIレースと比べても日本のGI史上屈指の名レースとなったと言えるでしょう。

春の大一番を制したのは : 日記的雑記

まずウオッカの話から、もう僕は道中の酷い競馬っぷりを見て、諦めていたというかブービーやシンガリもあるぞと思っていただけに、直線の結構なところまで粘っていたのには、直線で前が開けた以上に驚きました。そこまでももたいなと思っていただけに、やっぱりこの馬は負けて強しという印象を強く持ちました。検量室の角居調教師や四位騎手も、この結果は想定内という感じで落ち着いて、レースを振り返る検討をしていたのは印象的でした。この結果は秋のヴェルメイユ賞制覇に向けて、良い経験になったと思えます。あとはこのレースの相当にあったであろう消耗を、どうやってリカバーするかですね、ウオッカは重い馬場で負けたというより、1番人気でマークされて被せられた上に引っかかったのが、全てだったと思います。むしろ四位が欧州遠征で降ろされる理由を作ってしまったことが、気の毒で仕方ないです。
しかしウオッカ以上にカワカミプリンセスの頑張りにも感動、この二頭の意地の競馬を見出しに掲げて讃える殿下はやっぱり凄い、素晴らしいです。この6着は相当にレベルの高い、価値のある6着だと思います。この馬も条件が整えば、牡馬相手にG1を勝てる馬です。
そしてメイショウサムソンですが、僕はこれは負けて強しだし、凱旋門賞に向けて視界は良好、高橋調教師も凱旋門賞へ出すかどうかは、「結果より内容」と言い続けていたのを見ても、関西テレビでは放送していたゴールの瞬間の高橋調教師の様子の悔しがり方を見ても、僕はもうメイショウサムソンがこの結果を受けて凱旋門賞行きを取りやめるというのは、考えられないと思いました。ウオッカ共々、秋の海外遠征がこれで中止になるとは僕には思えないです。ウオッカはそう思う人がいるのは納得出来るけど、これでメイショウサムソン凱旋門賞を止めるという考えになるの人は分からない。

盛り上がる前に冷静に考えよう : Self Willed Returns

ただメイショウサムソンに浮上している、武豊への乗り替わりはどうかとは思う、いや石橋守ではダメというのなら、向こうの騎手にオファーを出せないものかと思う、武豊が技量が劣るとはもちろん思わないけど、ディープインパクトのリベンジで相当に気合乗りが激しい状態の武豊には不安があります。気合が乗りすぎているときの武豊は危ないですよ。
しかしメイショウサムソンは勝っても評価がそんなに上がらないのに、負けると評価が一気に落ちるよなあ、この馬は少なくともトウカイテイオーメジロマックイーン級より下であることはない次元の馬だと思うのですが。

宝塚記念を見て : しろうと女房の厩舎日記

勝ったアドマイヤムーンについては、馬も岩田騎手も見事でしたというだけで、このメンバーで勝てたことは素晴らしいし、岩田騎手がJRAのG1がデルタブルース菊花賞以来というのも驚きでしたが、まだ現役最強馬は言い過ぎかなと、宮本厩舎のおヨメ様日記を読んで思いました(笑)。複数の国で勝って、トータル成績が良くて、良くない馬場でも走りきる馬は、他にもアグネスデジタルとかステイゴールドとかがいたと思います。まだ残している成績から考えると、アグネスデジタルの方が上かなあと思います。もちろん日本競馬の歴史に残るような好メンバーのG1に勝ったという事実は、大いに認められるべきですけどね。まだ現役最強とかいう次元ではないと思います。むしろメイショウサムソンが負けて尚強しという条件下での競馬だったように思います。馬場が雨降って重くなったから、ヨーロッパの芝と比較しやすいというのは違うと思うし。勝った馬は父エンドスウィープだよ(笑)。

ひとまず宝塚記念 : flat seven Log

まあ何はともあれ、ファストタテヤマの入着に乾杯です。