憲章違反申告は３３４校に高野連の全国調査 : スポーツナビ

野球界にとって悪い流れは、これで私立高校の野球部への強化という流れが一気に先細りして、サッカーやラグビー、バスケットボール、バレーボールなどにスポーツ名門校の表看板をかけ直すところが、続々と現れるということでしょう。そしてもう一つの良い流れは、特待生制度を続けますという高校が、高野連を脱退して独自の大会を作っていくという流れでしょうか。
いまの甲子園大会のビッグビジネスを考えれば、抜けることはないという声もありますが、今回の高野連の特待生拒否で、「高校野球でビジネスして良いのは私らだけ、おまえらはアカン」と言ってるようなもんなわけで、学校側にこの大会にしがみつく理由はないでしょう。
15歳から18歳というスポーツの強化において一番大事な時期が、唯一現場が全くイニシアチブを取れないという状況は、あまりにも不健全です。今回も現場の生徒、選手が一番犠牲になっているわけで、野球界が率先してそれこそプロ主導でU-18の強化問題に着手する時期がきたと考えます。

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大体、野球特待生が高校で禁止されているなんて、どれだけの人が知っていたんだろう。テレビで元プロ選手やタレントで野球部だった人で、「野球特待生で高校に入った」なんて公言していた人はいっぱいいたと思うんですが……、まあでも高野連が意地でも拒否するというのなら、私学側の反乱で高野連を倒すことは可能になってきたという、最終的に良いきっかけになって欲しいですが、全国で大会を辞退したり、有力選手を大会に出さないといっている学校の、現場の生徒はあまりにも気の毒です。