「M-1グランプリ2006」

自分のリアルタイム採点だけ、先に。実際の採点と点数を追記。

POISON GIRL BAND 78点 570点(9位) 「ファッション」

二年前の大会でも緊張からテンポがいつもより早く敗れたけど、今回も相当の緊張が伝わってきて、かなりテンポがいつもより早い漫才になってしまった。準決勝で爆発したらしいネタでもなかったようで残念、最終決戦確実という立場じゃないんだから自信のあるネタを持ってきて欲しかった。

フットボールアワー 83点 640点(2位) 「フットボールアワー戦隊」

最終決戦の感想も含んでしまうけど、「フットボールアワーは出てくる以上、隠し球があるに違いない」というお笑いファンの期待はなんだったんだろう。まあ準決勝でこのネタやった時点で、ないんだろうなとは思っていたけど、今年のフットが2位でフィニッシュというのは悪いけどレベルが低い。

ザ・プラン9 85点 597点(7位) 「財布を拾う」

これNGKの大舞台で二階席から縦一列を見下ろせるアングルで見たときは、最高に面白かったんですよー。5人の必要性が巧く出ているという意味では、「しりとり」のネタか去年の準決勝でやった「RPG」の方が良かったと思う。

麒麟 75点 627点(3位) 「ボクンシング」

麒麟はもう中の上で安定しているから、賞レースで優勝って感じじゃなくなってると思う、高いレベルの漫才を安定してやっていくということで、M-1は卒業しても良いと思う、銀のエンゼル三枚で金のエンゼルと交換扱いしてあげて欲しい。田村のアドリブ力が劇的に向上しているのは、今回のM-1ではっきりしたので、来年東京の全国放送のバラエティ番組で売れるのは麒麟だと断言してやる。でもM-1はもう卒業させてやりたい、よくやったよ。
でも今回上位三組に入れたのは、相手関係に助けられた、田村の一連のマイナスコメントが全てでしょうね、結果は3位だけど、本人達が一番もっと本来なら下でもおかしくなかったと分かっている感じは清々しかった。「お前がしっかりせいよ、麒麟は」という田村さんの台詞分で、もう5点プラスしても良いかなと思っています。

トータルテンボス 70点 613点(5位) 「グルメレポーター」

良いんだけど爆発したものがなかったという島田紳助のコメントが一番象徴的に出たなあ、もっと良いネタあるような気もするんですが、うーん残念です。

チュートリアル 98点 664点(1位) 「冷蔵庫」

「冷蔵庫」だったら厳しいかもと思ってたけど、ここまで他を見て「冷蔵庫」で全く問題なし、これで「チリンチリン」残せるんだから、あー優勝だとネタやる前に思いました。でもこれが1位なら、去年の「バーベキュー」をもっと上位にして欲しかった。

変ホ長調 90点 576点(8位) 「ヒルズ族と合コンしたい」

ここまで面白い事を証明してくれたら、予選から追っかけているM-1ファンは満足じゃないですか、アマチュアらしいコンビがアマチュアらしいネタで、そこそこの評価を得たんだから、僕は成功だと思います。中田カウス師匠が88点だよ。
追記)そうか象さんのポットというより、メンバメイコボルスミ11か確かにそうかも。

笑い飯 73点 626点(4位) 「子供のしつけ」

準決勝でこのネタ持ってきたときに、決勝は厳しい事になると思っていたので、まあ他の低迷に助けられたからだけど4位は予想以上の結果ですよ、笑い飯は比較対象が2003年とか2005年の笑い飯自身な訳で、これは相手が厳しすぎるのと、やっぱり笑い飯が好調だとレベルが上がるね、でも僕はもうM-1の呪縛から解かしてあげたい。ラストチャンスイヤーぐらいにもう一度出て、気軽に参戦して優勝かっさらってしまえば良いのにというか、やっはり笑い飯は去年の「ハッピーバースデー」のネタで優勝させてあげたかった。

ライセンス 94点 609点(6位) 「色んなドラえもん」

僕的には二位だけど、プロの評価的にこの程度に落ち着くのは分かる気がする。指のくだりは後々で「不適切な表現がありましたことをお詫びします」みたいな司会者コメントやテロップが出ると思ったけど、出なくて良かったなと思いました。

最終決戦

麒麟は準決勝と同じネタで、結局これが今年の勝負ネタだったのかと、その割にはテレビでやりすぎてたネタだからなあ、自然体で挑んだということなんでしょうが、フットボールアワーは最終決戦にもしかしたらというのもなかったねえ、ということでチュートリアルディープインパクト以上の圧勝劇でした。
正直、チュートリアル以外はおもいっきり横一線のどんぐりだったかなあ。変ホ長調は審査員の好みがもっとはっきり分かれると思ってた。最終決戦は「チリンチリン」を残していた段階で、もうチュートリアルの勝ちでした。結果発表の際、麒麟はリラックスしているのは良いけど、フットは後藤さんがチュートの二人をチラチラ見すぎ(笑)。
ということでチュートリアルが優勝、おめでとう、良かったー。でも今回の決勝は紳助も示唆していたけど低調でしたね、来年の大会は今回の結果を受けて準決勝でかなり勇気を持って常連を落とせるようになるんじゃないでしょうか?
正直、今日のフットに助けられたようでは厳しいし、どうせダメなら新星みたいな人たちをもっと決勝に上げてきて欲しい。というかあれだけ盛り上がる準決勝を勝ち上がった人たちで、この結果になるのは少し残念です。チュートはかなり楽に勝ってしまった感があるので、是非来年は残しているネタもかなりありますし、今度はブラックマヨネーズを倒して連覇しましょう(笑)。