M-1グランプリ2006決勝ストレートイン八組予想〜現実的予想編

いよいよM-1準決勝のチケット一般販売も明日ということで、予想まとめてみました。現実路線と願望路線で二つやります(笑)。えーまず準決勝に残ってる64組はこちらを参照ください。

  • ◎本命五組

チュートリアル吉本興業 大阪)

今年の三回戦を見た人なら誰もが優勝を確信したであろう出色の内容、決勝候補ではなくあくまで優勝候補です。三回戦の時のネタと「ZAIMAN」でやったネタの4分版、この二つで優勝です。

NON STYLE吉本興業 大阪)

いま一番関西で勢いのあるコンビ、審査員の好みじゃないとかいう次元ではもう落とせない勢いがあります。逆に言うと今年ここを落としたら“今年の新星”という意味では目玉がいない年になってしまうと思います。

笑い飯吉本興業 大阪)

今年はテレビ番組でネタをする際は、かなり旧作を引っ張り出してきたり、かなり初期のパターンを踏襲したネタが多いので、これは絶対に何か隠し球があるんだろうなと期待していたんですが、今のところまだ出してきていないので、去年の準決勝で「ないなー、ないなー」を出してきたように、何か出してきてくれることに期待です。

麒麟吉本興業 大阪)

二回戦、三回戦と爆笑取ってきてますし、落ちることはないと思うんですが、ただ三回戦は優勝狙えるコンビとの差を感じたのも事実、というより「当て振り」以外のネタを持ってこないのなら、決勝で酷い目にあう可能性はあると思う、最近の二回の大会の最終決戦で一票も入らなかったのは、同じパターンが続いていることにあると思うので、もし準決勝もこれまでのパターンのネタしか持って来れなかったら落としてやった方が良いような気もするけど、落とした所で絶対に敗者復活戦で勝ち上がるに決まってるので、それならストレートインさせといてほしいです。

フットボールアワー吉本興業 東京)

まあここは今回の広告塔ですから、絶対に落ちないですが、ここもテレビでやっていない勝負用のシフトを用意しているのかそれだけです。しかし一度もう使わないと決めた「勝負用の漫才」というギアを入れることが出来るのかは結構未知数だと思います。それでも準決勝では去年の南海キャンディーズのように落とせないでしょうが、しかし勝負用のギアにシフトチェンジがあっさり出来たのなら当然優勝候補ですが、それは凄く難しいと思う。
この中の人達は誰が落ちても、敗者復活で救済されるのが決定的だと思うので、それなら上げとけと思います(笑)。逆に言うと麒麟とかもし落とすんなら、フットや笑い飯とかどっちか一緒に落とさないと、敗者復活戦がやる前から結果が見えてるということになると思います。ということで願望編はこの辺みんな落とすこと前提で書きます(笑)。

  • ○濃厚二組

アジアン(吉本興業 大阪)

ロザン(吉本興業 大阪)

かなり消去法的に残ったという気持ちも実はかなりあるんですが、去年の初出場組と今年のラストチャンス組の中では、やはりこの二組かなと考えました。アジアンは去年より今年の方が予選の内容が良いです。ロザンはラストチャンス組の中では抜きんでているというより、他が少し弱いでしょう。二回戦、三回戦とこの二組は本命にあげた人達の次に格の差があったように思いました。

  • △この中からどれか一組

ダイアン、天津、トータルテンボスタイムマシーン3号、三拍子、磁石、流れ星

大阪の三回戦は見て、東京の三回戦は見ていない立場から言うと、三回戦の漫才はこれまでのものと一皮も二皮も剥けていた印象のダイアンと天津が一歩出ていると思うし、他の六組に関してはテレビで今年一年見る限り、去年とそれほど変わらないイメージが強いんですが、ただテレビでだけ見ていたら、ダイアンと天津は一皮剥けるどころか退化しているという評価を僕もしていたような気もするので、この辺は横一線で準決勝の出来一発かなと思います。今年はやっぱり確定みたいな感じの評価の人が多くてこの辺キツイわ、この中から一組がストレートイン、敗者復活もこの中の東京勢から誰かでしょう。吉本ばっかりとか大阪ばっかりという点については、これは仕方ないんじゃないかなと思う、やっぱり吉本は分母の数が違うし、漫才に関しては圧倒的な西高東低は現実だと思う、これがコントとか落語とかで同様の大会があれば圧倒的に東高西低だと思うから、逆にコント-1グランプリや古典落語-1グランプリの場合は大阪からの勝ち上がりが少ないとかの年は出てくると思うから、別に良いんじゃないかというか仕方ないかなと思います。

名前挙げなかった人達について

東京ダイナマイトは上にあげた他の東京勢と比べても、漫才において今年去年以上の上積みがあったとはどうしても思えない。ビッキーズはこれまでと全く変化のない内容を考えると決勝に上げて貰えるのなら、過去の大会で一度は上がってると思う。千鳥とかプラン9とかカリカとかもそんなにいきなり今年違う印象を与えるものはないと思うし、なすなかにしとろサーモンジパング上陸作戦チーモンチョーチュウなんかは、やってる漫才の形を考えると、まだ少し格の差が決勝に上がる人達とはこうして比べるとある気がします。結構レベルは高いんだけど、今年の準決勝常連勢って、去年と比べて上積みがある人が少ない印象なんで、順番にM-1基準での格で決まってしまいそうというのが、この現実的な方の予想根拠です。以下、願望編に続く(笑)。