ストロングポイントとともに。 : 殿下執務室

とりあえずこの件に関しては、やっぱり池江先生の選んだローテーションと武豊がこの馬の力量を過剰に高く見積もりすぎていたというのが、有馬に続いて今回のアークの敗因かなあ、日本最強クラスの一頭なのは間違いないけど、スペシャルウィークテイエムオペラオーと比べて同じぐらいかちょい強いぐらいのイメージに留めておくべきだったんじゃないかという気になっています。
高速馬場が日本独自の進化となって、日本馬を強くした要因というのは同意です。「イマドキは適性を超えての挑戦、みたいなのが当たり前になってるやん」と殿下が僕の文章を訳してくれましたが、「アメリカのタイトなダートや、イギリスのアンジュレーション、フランスのスローからの斬れに、ドイツのズブズブ外伸び馬場」のチャンピオンに、日本の高速馬場を制している馬はいるわけですからね。
だからジャイアンツコーズウェイにはジャパンカップに来て貰いたかったし、ロックオブジブラルタルはあと1年現役続けて、一つ階級が違う所への挑戦をして貰いたかった。ジャイアンツコーズウェイはもう一年現役でいたら、間違いなくドバイワールドカップ使ってただろうしなあ、僕はここ25年ぐらいの世界最強馬はシングスピール論者だというのもあるんでしょうが。

もう一度凱旋門賞を振り返る : woodsmithの日記

そういう意味で、武豊が「ディープインパクトスターシステム」に填ったというのは、結構正しいんじゃないかと思っていますが、武豊自身の過去の実績もそうだけど、スポーツって傲慢な方が負けるように不思議と出来てるしね、指摘していた人がいたけど武豊のこの馬に対するコメントはこれまでずっと地に足が着いていなかったというのは、ある程度正しい指摘だと思います。