KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006 日本、0−1で強豪ガーナに惜敗 : スポーツナビ

進捗の跡@KIRIN Challeng Cup vs ガーナ : LooseBlog

四年後を見据えた招集の選手達が、ワールドカップベスト16の主力がほとんど残っているチーム相手に善戦したんだから、親善試合で強化試合な試合の結果としては大成功と言えるでしょう。これに不満を持つのはこの四年間の親善試合のあり方に慣れすぎです(笑)。
ルーズボールの拾え無い時間が延々と続いてるのは、経験不足の選手達が多いからだというのを、トルシエ時代のA代表マッチの感想として誰かがいってるのを試合中に思い出しました。だからそういう意味で、セレクションですらない期待値の高い選手達に経験を積ませるための試合だったんでしょうね、善戦と素直に喜んで良いところでしょう。とりあえず中村憲剛は今後定着、あと羽生直樹はオシムになってから招集された選手達の中では一つ頭が出たと思う、つーか羽生はやっぱりもうちょっと早い時期から代表に呼ばれてるべきだった、今野にも言えることでしょうが。
あと基本的にみんな全員守備全員攻撃でポジションなんて関係なくやってたけど、播戸が最終ラインの後ろにいると思ったら、ボールを奪って前線にパスがいったらそれを最前線で受け止めたりしていて凄かったなあ、もちろん播戸だけでなく二枚目より前の選手は全ての局面で出来る限り顔が出せるようになっていて、走る意識というのは確実に浸透しているし、走れる選手が集まっている。

ガーナ戦後 選手コメント KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ 2006 : スポーツナビ

お楽しみのオシム会見タイムですが、まずアレですね中村俊輔のことは、この試合に出ていないんだから固有名詞を上げて記者は質問するべきではないね、オシムに対しても俊輔に対しても不必要なプレッシャーにしかなっていない。しかし先日の会見の三都主について語ったときもそうですが、オシムは選手の固有名詞を出して話するときは、本当に愛があるなあと思います。そしてこれまでと比べて全く質が異なる選手の試合後コメント、この試合の目的を選手がきちんと見えているのは、そう導く指揮官がいるからなんでしょう。選手が変わったから起きた変化ではない。

Stephen Appiah and Hidetoshi Nakata : MASA-NET

本当にこんな良い強化試合が出来たのは間違いなくガーナ代表のおかげ、正直現在考えられる最高の日本人選手で構成されたチームでも勝てたかどうかは分からない相手、それだけの面子を連れてきてくれたガーナサッカー協会と、アッピアーを誘ってくれた中田英寿さんに感謝したいです。そんな「いい国」だと思ってるのなら、帰ってこいよ(笑)。
インド戦は今回選出されたメンバーから何人か減らしてインドに向かうのか、言われているように本当に闘莉王さんは選ばれるのか、じゃあ山口智さんは外れるのかとか、結構気になっています。トルシエが本格的にA代表のチームに着手しだした頃のように、とにかくA代表キャップを持っている選手を沢山増やして、経験者の数を増やしたいという意向はあるような気がするので、インド戦は山岸範宏山口智に初キャップを、田中隼磨とか佐藤勇人にも出番を与えて欲しいです。
三都主や遠藤が選ばれなくなる日が来るのかというのは、僕には分からなくなっています。ただいまのオシムの日本代表が成長過程の選手達で構成されているのに対して、フィールドプレイヤーではこの二人だけが、既にある程度の完成型の選手なのは確かで、その違和感というのはチームに確かにありますよね、年長者として若者の保護者、教育者タイプでないというのも面白い、普通若い未経験なチームを構成するにあたって、経験者を配置するときはそういうものを期待するだろうに、あと三都主に関しては、村井慎二が完全に癒えた際のオシムの判断を見てみたいです。