改めて振り返るとんねるずの時代

いまの流れの話題にも関連しているなあと思ったので、先に取り上げてみます。

YouTube - とんねるず - 炎のエスカルゴ(夜ヒット 1988)

正にこれぞ芸能界といえるようなショーマンシップ、当時の客が喜ぶことを全部ぶち込んでいる、こういう総合バラエティ的なものはノリも薄くなったし、それを培うノウハウや演じることが出来る技量のあるタレントも無くなってる。

YouTube - 雨の西麻布  とんねるず 小泉今日子

なんか久しぶりにテレビのバラエティ番組を見たという気分になりましたよ(笑)、はてブコメントに「とんねるず生放送強すぎ。」とありますが、これ今の若手芸人が単純に弱すぎるだけなんじゃないかと思ったり、「笑っていいとも」で関西の芸人が目立たずに失敗して帰ってくるのって、自分はアウェーに弱いからだと思っていたけど、生放送のバラエティに対する弱さもあるのかもと思った。関西で生放送経験している人が行ってると言っても、関西の生放送はみんな情報番組だから養われることもないのかも知れないですが。
この辺はさんまさんの「今の若い奴はネタは面白いがフリートークが面白くない。」「どうしても話さなければいけない状況で話すことが重要。」という芸人はラジオをやるべき論にも通じる問題なのかも知れない。
色々とお笑いは細分化されているけど、“総合テレビバラエティ化”というのはもうちょっと見直されてもいい科目だと思いました。そういう意味で最近の「とんねるずのみなさんのかげでした」の前半のコーナーは凄く面白くなってきてるのは、スタジオでのバラエティショーというものがあの番組に限り復活している。
結局こういう「総合テレビバラエティ」みたいなものが、凄く軽視される風潮は芸人側にもあるし、お笑いファン側にもあるけど、ただこういうものが昔から軽いものだったのかというと、この時代はこれが先鋭だったんですよね、それはいま振り返るときに間違えちゃいけないことだと思います。そうじゃなかったらこんな事は実現しない(笑)。まあこの三人はこんな事もやっている出たがりではあったのですが(笑)。