ダウンタウン大阪全盛期の漫才

1986年のホリデーワイドでの漫才、いきなり頭から「花月はやりにくい」と一発毒、漫才の質もそうだけど、芸人としてタレントとしても、いまの大阪には全くこういう人いなくなった。ナイナイ、よゐこ*1ますだおかだが東京に去って、もう完全に絶滅したタイプの若手芸人と言って良い、芸人の数も増えたから、事務所とかテレビ局がこういう危なっかしいのを許容する必要がなくなったというのもある、要するに才能があっても制御効かない奴は切っても変わりはいる状態、お笑いブームは市場が広がって売り手市場というより、目指す人が多くなって事務所やテレビ局にとって完全に買い手市場という図式になるほうが強い、漫才の喋りはダウンタウン以降、ベイブルース、ナイナイぐらいまでに本当に流行った形で、ダウンタウンがというより、この形の漫才が懐かしい。ナイナイって漫才やってた頃はダウンタウンの完全なコピーだったんだなあというのがよく分かった。「ジャックと豆の木」と「野球」のネタの間のブリッジのフリートークっぽいのは、いまの「ガキ使い」のトークそのままです。

*1:みんな知らないだろうけど、よゐこは大阪時代物凄い尖ってたんだよ(笑)。