上方漫才大賞は大木こだま・ひびき

大賞は大方の予想通りに大木こだま・ひびきが受賞、それは納得だけど、一年遅いだろうという気もします。何ならトミーズ以来の二年連続でも良かった。奨励賞はアメリカザリガニと予想していたんですが、2003年に受賞していたんですね、じゃあ矢野・兵動と思っていたら、まさかの安田大サーカスにテレビの前で驚きました(笑)。凄い楽しい希望が広がる良い選出だとは思いますが、受賞を記念しての漫才披露の内容を見て、本当にこれで受賞して良いのかと、取り消されないかと思わせる低調でした、いやホンマに中田なおきM-1の時に言ってた様に漫才ヘタになってるなあ(笑)、でもサービス精神の高さは今日も見せつけてくれました。団長の天才っぷりがこうして評価される形で結実できたのは良かったです。クロちゃんとHIROくんもよく頑張った。
新人賞は五組が五組ともそれぞれの理由で低調に感じていたので、千鳥とアジアンの三組はなんでこんなネタ? とろサーモンはこの五組に入ると少しまだ家賃が高い、なすなかにしのツッコミをとにかく褒めるというのも手垢が付きすぎ、NON STYLEは今さらこのネタかよという感じだったんですが、baseのナンバーワンであるNON STYLEが初タイトル取れたのは良かったんじゃないでしょうか。自分の中では一位以外は全部どんぐりだったかなあと思うので、新人賞はアジアンでも納得ですが、千鳥とアジアンは少し流し気味にも見えました。
(nikkansports.com)

僕もこだま・ひびきさんは昔のスタイルの方が好きなんですよねえ、「お前はない」→「そりゃアホやでー」→「往生しまっせー」のコンポの方が、いまの「面白いやないかい、腕上げたなー」→「チッチキチー」のコンポより好きなんですよねえ、ちゃらんぽらんさんも今の「中途半端やなー」多様の形より昔のスタイルの方が好きなんですが、この辺は仕方のない進化なんでしょうし、いま昔のスタイルもやるというのはテンポとか間の問題でなかなか難しいものなんでしょうかねえ。
ちなみに会場があんな広く豪華なところでやるのは、賞レースといっても現場審査が最近まで無かった賞なので、ネタ披露よりも式典のほうがメインだった頃の名残です。正直、それがこの賞の色だったんだから、元に戻しても良いような気はします。芸人さんにも勝負無しで賞金貰えると、受賞者には喜ばれていた賞ですし(笑)。