「吉本漫才大計画 vol.10」収録日:2006年2月17日

笑い飯 漫才「タトゥ」

哲夫がタトゥを入れたいというネタ、スタイル的には「ハッピーバースデー」のネタに近く、ローテーション的にボケとツッコミが交代しない形、ボケ的には以前の「学ラン」のネタに似ているけど、それでもこのレベルの新ネタを供給し続けられる笑い飯は凄いです。

トータルテンボス 漫才「嘘の話→韓国のツアコン

やっぱりここの漫才は大阪向きだよなあ、なんでオンバトでは漫才やらないでコントでセミファイナル、ファイナルといったんだろう、ルミネでは彼らの漫才飽きられてい足りするんでしょうか?

品川庄司 漫才「方言にあこがれる→取り調べ」

良く言えば、品川庄司の面白いところを全て詰め込んだ構成、悪く言えば単にいいとこ取りして組み合わせただけの構成ですが、テレビの人気者が舞台で漫才するのならこういうネタが一本あれば、充分お客さんを喜ばせることが出来ますよね、この日の客の反応も品川庄司が出てきたというだけで、テレビの人気者を生で見れただけで満足という反応でした。小さい子が声を出しても余裕のあしらいや、まるでBGMの一部かのようにながす所は中堅の味でした。

麒麟 漫才「ジャングルの奥地に探検」

田村さんが探検家、川島さんがナレーションをするという得意の当て振りのネタで、無茶苦茶面白かったですが、このパターンのネタはもういくら量産してもM-1ではもう評価が定まり固まってしまったから厳しいだろうなと思うし、大体“当て振り”というジャンル自体が、実は90年代にある程度パターンが出尽くしている所があるから、何かもう一つ新機軸が欲しいところです。彼らと笑い飯の場合はその出方から、ある程度M-1で結果を出すことが義務づけられているだけにそのあたり何か一つ出してきて欲しいです。

海原やすよ・ともこ 漫才「男芸人がモテる→ともこがエロカッコイイを目指す」

なんか変に尖ったところがなくなって、普通に面白くなったなあと、最近いつも思います。普通にこの放送分では一番笑えました。こういういかにもネタという感じでなく、フリートークの延長みたいな漫才出来る人は巧いなあと思えますよね。