「R-1ぐらんぷり2006・2回戦大阪1日目」in baseよしもと

今日はNGKスタジオでイベントが入っていたということで、baseよしもとで二回戦が実施された訳ですが、はっきりいって完全に失敗の試みでしたね、本来ならば船底の2等客席のようなNGKスタジオより、baseよしもとでやることは喜ぶべき事なんですが、やっぱり客席がいつもより男性客などが多いとはいえ、やはりbaseよしもと基準のお客さんジャッジがあったように思いましたし、それに加えて一番の問題は、やはりホームスタジアムの芸人さんがいるという状況はマズイ、ホームの有利、アウェーの不利はかなり深刻にあったと思います。吉本有利というより、吉本内での有利不利もあった印象でした。
あとNGKスタジオだと広いし開場が明るかったり、やりにくい空気であることは確かだと思うのですが、マナーの悪い客が目立たないという利点はあったんだなと思いました。一回戦や二回戦レベルだと演者さんのレベルも低いというのもあるから、マナーの悪い客が集中しないでホンマにやりたい放題しているんだなと言うのが目立ちました。
後半から自分の後ろには、ネタ中延々と演者を馬鹿にする喋りしている二人組がいたし(しかもどうも話の内容からして出演者の関係者)、露骨にひいき芸人以外にアウェーの態度を取る人もいて、かなりヤバイ雰囲気でした。
あとそのNGKスタジオでやっているイベントの影響でしをうが、ザ・プラン9サバンナ高橋などのスケジュールが入れ替わったり、公式サイトから引っ張ってきた出番表もあまり意味がありませんでした。兵動大樹さんとおしどりの二人が当日キャンセルで、急遽サラリーマン誉太郎こと男と女の市川さん、チャン・ドン・ゴン・ゲンこと鎌鼬の山内さんが明日から振替で急遽登場でした。あと本日B1角座の新システムの入れ替え戦を控えていた代走みつくにさんも欠場でした。
またMCも予定のしましまんずさんが欠席で、NGKの朝寄席の出番が入っていてbaseよしもとにたまたまいたストリークさんが前半のMCを、そしてNGKの仕事でストリークさんが帰ってからはミサイルマンさんがMCを引き継ぎましたが、M-1、R-1を通じて関西で行われた予選の中で一番と二番に位置する名司会っぷりでした(笑)。まあストの吉本さんは出てきたパート全てで第一声を噛むという離れ業をやってのけたりもしていましたが。
あと、この日は前売りを持っていなかったので、baseで朝から並んでいたのですが、並ぶ必要なかったかと思うぐらいに、全く並んでいる人がいなかったのですが、会場が近付く頃には並んでいて良かったという結果になりました(笑)。ザ・プラン9ファンの二人と待ち時間延々とお話しして、開演後も横並びで一緒に見させて頂きました。

  • 前半

ゴメス河田 コント「プロ野球モノマネシリーズ」

MCがストリークの後に野球のユニフォームの人が出てきて、マニアック野球モノマネということで、会場がこの奇跡に沸いたおかげで、かなりやりやすい空気になっていました。「ホテルのシーツを畳む阪神のシーツ」は一回戦同様笑いを取っていました。2-

丸尾ユウキャン コント「ROUND1のピンの面接」

一回戦でもやった、ボウリングのペンの面接試験ネタ。「以上、ピン芸でした。」のオチは見事。2+

フルート白木 漫談「映画の感動シーンを再現する」

火垂るの墓』や『フランダースの犬』の名シーンを全て大阪のオッサンで再現する。1

荒木彰之 コント「小学校の卒業式」

「6年あだ名組」とか「6年どっちやねん組」とか、卒業生を読み上げる名前を面白くしてあるというネタでした。1+

サラリーマン誉太郎 漫談「ゴマすり漫談」

男と女の市川さん、客を全て社長と誉めて、会場を誉め、マイクを誉めて、とにかくゴマをすりまくっていました。会場の受けも上々で、一回戦も見ていたのですが、雲泥の受け方で良かったと思いました(笑)。ただ緊張なのか、今日の出番に急に振り替えになった上に早い出番だったためか、早口で押すネタだったのに、かなり噛み噛みだったのは残念でした。2

福田雄二 漫談「昆虫博士」

蝶のトリビア的な知識を解説、蝶のコレクションを掲げて解説するというネタでした。このあたり僕のリアルタイムの採点も含めて、会場の受けにかなり左右されている感じでした。思えばこのあたりからアマチュア不利の流れが色濃く出ていました。2-

帽子屋お松 漫談「勝新座頭市漫談」

マチュア・インディーズ不利という流れはあったにしても、ナルシスト系のネタとかを何故持ってこなかったのかなあと、尼崎同様、ネタ選択が失敗だったように思えました。3

尼美人 漫談「ヨソで言わないでほしい話」

あんまり覚えてないです。1-

ツジカオルコ コント「モニカ、布団の訪問販売」

「掛布の髪の3/4はうぶ毛です」というボケ以外、あまり印象に残るフレーズがなかったのが残念でした。3

中岡 漫談「自虐漫談」

ブロンクスの中岡さん、一回戦とはネタも変わって、衣装も場所がbaseということもあってか普段のブロンクスの衣装でした。流石に一回戦で客席にいても心が折れたのが分かるようなスベリっぷりだったので、ネタをどうせ受けない、トイレタイムですという自虐のネタに変えてきましたが、ちょっとやりすぎたかなあと思いました。1-

桂三若 創作落語「息子の遺書」

三若さんの不合格には納得できないという人が多かったと思うし、実際にブログ等でもそういうこと書いてる人は多いですが、去年の三月にR-1の特番の観覧に行ったときも書きましたが、三若さんは落語としてみられると、落語の技量的には結構拙いところが多くて、僕が見たことが比較的最近の舞台でも、上手下手の人間関係が無茶苦茶になっていたこともあったので、「この人は落語家としての能力は現時点ではかなり低い一方で、フレーズセンスや設定、着目点などで笑わすタイプであり、その能力は突出して高い、この人を判断する基準をどこに置くかで評価はかなり変わる」という、この人に対して僕が最初に評したときの感想がそのままで、今回はある程度現代の創作落語としてきちんとしたものを持ってきただけに、落語家としての基本能力値で評価されてしまったと考えれば、納得するしかないです。正直、こういう勝負の場所では落語のスタイルにこだわらずにもっと自由にやったほうが良いように思いました。3+

コンバット第三部隊 コント「コンバット漫談」

一回戦同様の大暴れで会場盛り上げましたが、一回戦ではセットの一部を破壊していましたが、今回は後で裏に出演者のアシスタントでいた人に聞いて分かったことですが、マイクや音響の配線が暴れたときに無茶苦茶になっていたそうです(笑)。まあ落ちて当然なんですが、それでも盛り上げてくれたことには素直に感謝。4+

秋田久美子 コント「チアリーダー

コンバット大暴れの影響で、序盤マイクの音が入っていない可哀想な展開でした(笑)。チアリーダーが大舞台を前に練習するというネタで、掛け声がボケになっているというネタでしたが、毒舌だったり、あるあるだったりブレが目立ちました。一回戦で多くいた凡庸な新喜劇勢と比べるとオリジナリティはあったと思いますが。1

みょーちゃん 漫談「龍馬さんがいたから……」

ツカミのジャグリング「姉歯」はやっぱり受けますね、というかこのぐらいの使い方でないと、このワードは使ってはいけないフレーズ化しています。ネタは一回戦とほぼ同じでしたが、

三歩一 漫談「文房具屋でのバイトしたときの話」 合格

前半の漫談部分で笑いが取れるネタでなかったのが残念でしたが、そういうのは準決勝、そしてもしかしたら決勝に残せたのは大きいですし、ご本人も狙っていたと思っています。合格者として名前が呼ばれたときにはガッツポーズが出ました。この二日間で一番嬉しい合格者でした。4-

小林軍曹 漫談「自衛隊漫談」

暁の小林さん、自衛隊にいた時の話をするネタでしたが、ツカミでコンバット第三部隊がパチモンであると言ったところで大きな笑いが起きました。MCのストリークも「この後、また直ぐに別の軍曹が出てくる」と、軍人系の人が多いのをいじっていましたが、一回戦から相当多かったですからねえ、ネタ的には完全に暁の漫才をツッコミ不在にしただけでした。毒蛇と普通の蛇の見分け方は、本当に自衛隊はああいう風に教えているんでしょうか? 3+

小籔千豊 コント「家が一番」合格

変な人での家での振る舞いの一人芝居でした。小藪さんらしい演技派のネタでしたが、僕は個人的にはもう一つでした。3

佐助 コント「甲子園で校歌斉唱」

オペラ高校は校歌もオペラ、一回戦ほどの異様な盛り上がりにはならず。やっぱりこの日はbase経験者以外にはアウェーでしたね。2-

D坊 漫談「お気に入りモノマネ・ベスト5」合格

クロちゃん、オール阪神・巨人関根勤阪神の金本、桂小枝、この日二人しか合格しなかったアマチュアのうちの一人、素の喋り部分もしっかりしていたこともありましたが、この空気だとやっぱりモノマネ芸などは強い。1+
しかしMCがストリークに急遽差し替えになった前半ブロック、軍人も多かったけど、それ以上に野球のユニフォーム姿でネタをする人の多さ、野球の形態模写の多さ(笑)、それに対抗して全ての中説でストリーク・山田さんの野球形態模写の披露があるという嬉しいハプニングもありました。

サンデー西村 漫談「楽しい告別式」

バイオリン漫談、この方に限らず、ケーエー勢は二日とも厳しかった。1

ハロー植田 漫談「ハロー植田のこんなん嫌」

「白黒TVで見るゴレンジャー」なんてボケは、藤井輝雄さんとか清水キョウイチ郎さんのようにスベリ芸が確立している人しかもう言っちゃいけないボケだと思います。1-

おぎの信号 漫談「おぎのチャンネルのパクリ番組紹介」

「分校へ行こう」のボケあたりで心のチャンネルが折れる音が聞こえたように見えました。1-

須知軍曹 漫談「キノコの図鑑」合格

ピンの単独イベントでもやってるらしい本などへのツッコミネタで、今回は図鑑ヴァージョンということですが、一回戦の動植物図鑑もそうでしたが、このキノコ図鑑にしても僕は実在の図鑑かという事を疑問視しているので、うめだの技術スタッフ、陣内智則やサバンナのネタのVTRや小道具作ってる人達がマックとかイラレで作った創作物のように思えてならないので、“こんなものよく探してきたな”的な感動が低いんですよね、本当に実在する図鑑かもしれませんが、その割にはリアリティが低すぎると思います。

山本俊治 漫談「改造人間漫談」

一回戦では、R-1に「NTT西日本賞」があれば受賞していたかもと思えるような強烈なインパクトを残したアマチュアの方でした。はてなでも日記を書いていて、この日のレポートも書かれています。
このあたりで会場全体のアマチュアの人に対する冷たい対応が露骨になってきました。僕の周辺ではアマチュアの人になるとバカにするような私語も増えてきました。隣で見ていた方達が比較的よく笑う人達だったのだけが救いになってきました。「発光ダイオード」や「電解コンデンサー」で一回戦ほど笑いが起きなかったのは客の知能レベルの問題でしょう。あと優しさが足りない。3-

久保てんき 漫談「天気予報漫談」

身体を使って日本の一年の天気予報という、一回戦や尼崎と同じネタでした。山本俊治さんにかぶせて、「マイクの音が良くなっている」というツカミボケをしていましたが、終わったときに「電解コンデンサー」は外しているから、てんきさんが出たときには元に戻っています(笑)。2

林家笑丸 ウクレレ落語「若手落語家のバラード」

ウクレレ漫談始めたら、元・落語家と書かれるようになったとか、そういう自虐ネタのバラード。1

加藤誉子 漫談「武者小路鬼母誉子漫談」

上流階級のお嬢様もこれから積極的にボケていこうとで、漫談などに挑戦してみたそうです。正直かなりヤバかったです。一緒に見ていた人達とも「これは今年は残れないなあ」と確信して話になりました。2-

国沢一誠 コント「体育祭で気になる中島さん」

体育祭で気になる女の子が、スパイクはいてきたり、やたら頑張ってるとか、そんなんでした。1+

岡山祐児 コント「電話相談室」

「第1回松竹爆笑王決定戦」の時と同じネタでしたが、一回戦の時もかなり流した感じでしたが、今回もほとんど印象は分からずで、かなり残念な出来となっていました。NGKスタジオの方でも多分ダメだったでしょうね、オチも聞き取れなかった。2+

王・嚠 漫談「国語辞典を読む」

王(きんぐ)の覆面の人国語辞典を読んでいましたが、どんなボケしていたか忘れたなあ、この辺からもう誰の目にも空気の重さが分かりました。1-

浴衣舟 漫談「アメリカ人になりたい」

アメリカ人になりたい人というネタでしたが、正直一回戦の雰囲気で見ておきたかった人でした。完全にアマチュアの会社員さんらしいですが、そういう人はこの空気の中ではどうすることも出来ない形になっても仕方ないでしょう。1

いわし 漫談「ブランドのパチもん」

そんなこと思ってたらbase芸人でもアウェーの空気が続行される人が出ました、プラスマイナスの岩橋さんです。もうホンマになんでホームの劇場でこんな雰囲気の中でネタをさせてあげないといけないのか、可哀想で仕方なかったです。東京に行って頑張って、baseのバカどもを、そしてかわら長介を見返してやってください。でもホンマにあんなことしてあんな雰囲気をみんなでつくって何が楽しいのか理解できないです。ビーコードでも真っ当な審査が行われたら、あっさり彼らとジャルジャルビーイチでトップ争いしていたんでしょうね。2+

現実頭皮 コント「トイレットペーパーが好き」

一回戦ではメキシコの風かチュートリアル徳井、そして四次元ナイフの山本さんの三つが物凄く面白かったんですが、baseのアウェーの雰囲気は吉本内にも続くのかというのもありましたが、一回戦のようにワンフレーズをとにかく押していった方が笑いどころがわかりやすくて良かったように思いました。3

ホルスタイン河口 漫談「略語」

ボルトボルズ河口哲さんのピンネタ、baseも「R-1への道」で経験積みですし、テレビなどでも披露したことがある略語でしたが、安定していました。もうちょっと会場の笑いがあったら残っていたかなとも思いますが、手垢が付いた設定なのも確かなので、そうだとしても難しかったでしょうか? 3+

友近 コント「『少林サッカー2』のプレミアム試写会の司会」 合格

毎年、期待かけられながらも自分の好きなことやりたいことをやって沈没していく友近ですが、今回はなんか合わせようとして失敗したというか、完全に投げていましたね、こりゃ決勝に進む気ないと考えてよさそう。というかこの程度の水準のネタを持ってくるようじゃ、本人のやる気がないと言って良いでしょう。陣内さんもでないんだし、友近が出なくても良いでしょう。4-

  • 後半

中山林業 コント「準備体操」

先生の掛け声が「先生に心を開け」「意味のない運動を起こせ」「モノマネの概念を覆せ」となっていて、ショートコントっぽい展開になるネタでした。baseのこの悪い雰囲気の上に休憩明けという辛い展開は、現役NSC生にはキツかったです。

smallたくちゃん 漫談「ヤンキーによるヤンキーのための爆笑ヒットパレード

演者さんのキャラクターしか残念ながら覚えてません。1+

北岡歩美 コント「軽音大会の練習」

リスベクとしている楽器奏者の真似をするというネタ、机をドラムに見立てて叩いてる芝居が本当に机を叩いてるだけだったというオチは読めたなあ。1+

灘儀武 漫談「ディラン漫談」合格

ディランでした(笑)。でもまさかなだぎさんのこのキャラが今さらフューチャーされて受けるときなあ、「刑事ドラマ」を見た話をしていましたが、そんな内容はどうでも良いですよね、ただただディランが見れて嬉しかったです(笑)。4+

月亭八光 南京玉簾「一発ギャグ」

わざわざ落語のセット出してやるネタじゃなかった(笑)。1+

ヤナギブソン 漫談「即興大喜利」合格

このネタ、やっぱりいまだに即興でネタ繰ってると思っている人多いんだなあというのが、当日の観客席の周りの感想の声で思ったこと、前列とかで見ると微妙に選ぶ順番とかきちんと決まっているのが丸わかりの所作がありますよ。だいたいいつ見ても大概のネタは一緒だし、そんな偶然いつも同じお題引かないでしょう。4+

実紀 コント「電話の応対」

一回戦で受けたところがあそこまで受けないとはなあ、一回戦であれだけ爆笑取れたことが、二回戦になるとまるで空気が変わって受けないなんていうのに対応しろなんていうのは酷な話ですよね、まあこの日多くいたアマチュア勢が不必要なぐらいまでにアウェーの空気にされていた犠牲者の一人でした。一回戦で爆笑していた審査員も二回戦はNGKスタジオ担当だったし、baseよしもとを選んで失敗したアマチュアの一人でしょう。あんなけ観客が冷たい態度だったら、面白いと思っている人も自信なくなって笑えなくなるんだなと実感しました。そりゃ審査員はそれにも増して評価できないですよ。1

あしみつ 漫談「儚い童謡コンサート」

一回戦でも活躍した拍子木に乗せて、童謡を悲しい替え歌で10曲歌いました。やっぱりこういうアウェーの雰囲気だと、鳴り物持ってる人はそれだけで引きつけることが出来るから強いと思いました。3

鈴木つかさ 漫談「竹内力のモノマネ漫談」合格

ご存じ竹内力のモノマネをしながら、色々なモノマネをするネタでした。ジャリズム・山下がツボでした。5-

森美剛 コント「ドラッグストアにクレーム」合格

レイカーズの森さん、一回戦に比べてボケが減っていましたが、設定に合わせてスリムにしたのは、笑いどころが少なくなったけど、構成の矛盾が無くなったのが良い結果を与えたというところでしょうか。結果的に唯一の大阪予選における松竹勢の準決勝進出者となりました。

タケウチパンダ コント「カラササイズ」

MCのミサイルマンにもいじられるぐらい印象深いネタだったんですが、この日の松竹の入れ替え戦で勝利して涙を流したタケウチパンダさん、この結果は悔しかったんでしょうね。復活合格に期待したいですが、それならここより代走みつくにさんという気持ちも強いからなあ。3

中田なおき コント「一人で七人物語・交通事故篇」

いやさー、ここはやっぱり一回戦から出してやるべきだと思いました(笑)。というか来年はもうでないか? 1-

神野かるま コント「進路調査」

高校の先生が進路調査票にツッコミを入れるネタ、一緒に見ていた人たちと、演技力が付けばもっと面白くなるという感想になりました。かなりもったいない方だったので、今後に注目したいです。2-

ゆーちゃん コント「サンタクロースの交通事故」

サンタクロースのソリ同士の交通事故で、邪悪な面を見せるというネタでした。

ちゃいますねん八木 漫談「世の中のおかしなランキングを釣り上げる」

実は完全に自分は初見でした。名前だけでサバンナ・八木さんの別名だと思われたり、大阪プロレスの人だと思われていた人ですが、大阪プロレスの人と思われていたのは納得な体格の持ち主でした。たむらけんじさんとサバンナの八木さんを足したようなキャラクターとネタの持ち主でした。僕は初見だったので物凄く面白かったのですが、R-1的には去年同じネタで準決勝にいってる訳ですし、やっぱり少し難しかったようですね。3+

竹井輝彦 コント「YAZAWAのショートコント」

YAZAWAキャラでショートコントでした。3-

若井おさむ アムロ漫談「辞書を使って同時通訳」合格

衣装こそアムロでしたが、眼鏡をかけて違うキャラで登場していたのですが、日常の風景を辞書を使って同時通訳するというネタで、通訳後はアムロガンダムの名シーンに置き換えるという凄い変則的なネタでした。はっきりいって決勝進出を確信できる素晴らしいネタでした。ただブライトさんのセリフをアムロで言うのはどうなんでしょうか? 5

お〜い!久馬 コント「ネタ中の舞台に愛犬が来る」合格

ネタ中に愛犬が舞台にやってくるというネタ、久馬さんらしいワールド全開で素晴らしかったですし、オチも決まっていましたが、去年もあのネタを完璧にやってダメだったことを考えると、久馬さんの持っているものの中から出してきたような従来通りの構成のネタだと今年もファイナルは厳しいかも知れないですね。4

ぴっかり高木 コント「ドラゴンボールSMクラブ

亀仙流の胴着の衣装を着て、どう見ても外見クリリンの人が、「僕、孫悟飯です」という反則的な出オチから始まって、孫悟空フリーザがいるSMクラブに通い詰めているところを孫悟飯が知ってしまうという、まあそんなんでした(笑)。ちなみにこの方は吉本の駐車場で働いてたり、NGKの掃除をしたりする吉本のスタッフさんだそうです。2-

キャッチャー村上 ショートコント「膝が〜」

全てのショートコントが膝を痛めるというのに無理矢理つなげるというショートコントでした。ここも演技力次第でもうちょっと伸びそうです。1-

福田転球 コント「ありえないミュージカル」

点数は高いけど、覚えてないや。3

ネゴシックス コント「七夕の短冊」合格

今月になって、こんな季節はずれのネタを同じ場所で三回も見せられたら、判断のしようもないです(笑)。ただ今年はやっぱり決勝は無理でしょうね。4

土肥ポン太 コント「フリーマーケット」合格

2005年のオールザッツでもやった新ネタですが、僕は貫禄の舞台だったなと思いましたが、不合格になって考えると、やっぱりこの舞台で過去に準決勝に上がったことない人があんな流した舞台やるとダメなのも納得でしょうか4

三浦マイルド 漫談「嫁に先立たれたときの舞台」

嫁に捧げる舞台だけど、嫁が生前に好きだったネタがウンコネタだったというネタでした。3-

愛植男 コント「現役生活68年のプロ野球選手の引退会見」合格

今日、base経験者以外が全員大アウェーの中でやった中で、ほぼ唯一といって良いぐらいに力を発揮したのがこちらでした。流石にインディーズイベント「笑いのパビリオン」も二連覇されただけあり、この日唯一のインディーズの新星として素晴らしい舞台でした。多くのインディーズ芸人が、こうなる雰囲気を見越してbaseを避けた中で、堂々とこのアウェーの空気を打ち破った底の深さに感服致しました。正直、格好良かったです。4-

ウーイェイ ヨシタカ 漫談「ショートコント」

スマイルの吉高くんが、とにかくキャラ押しではじけました。ただ少し佐久間一行ぽい感じになっていたのが凄い面白かったです。このままちょっとスマイルと並列して、ピン芸キャラも作り込んでいって欲しいです。

国崎恵美 コント「日常にころがる恋の奇跡」合格

ご存じいつも通りの国崎ワールドでした。今回のR-1は女芸人一人上げるのなら、国崎さんを上げるべきだと思います。正直、東京勢とは比べられませんが、他の大阪の女性ピン芸人とは格の違いを見せつけました。さすが吉本新喜劇の次代を担う看板女優です。ネタやってるときの国崎さんは正直、かわいく見えて仕方ないんですが、みなさんはどうですか?(笑) 5

サバンナ高橋 ギター漫談「犬井ヒロシ」合格

やっぱりこれピン芸じゃなくて、ツッコミがいてこそのネタだということを、一回戦同様に改めて強く感じました。「32歳で上羽織るか判断できない」は爆笑。3+

中山功太 漫談「そこらにいる普通の人のモノマネ」合格

手抜きまくり、適当さ全開は、もうこの人の味だから良いと思います。堂々とカンペを見ながら進行するのも、完全に味にしているんだから強いです。ただ何となく今年の決勝はないかなという気もしますが。5-

バイク花岡バイク コント「ムスカのショートコント」

さかなDVDの花岡さん、「一番笑った」という感想を残している人もいるように、僕も残ったと思っただけにここの落選は残念でしたが、まあアニメキャラなりきりは多かったので、そこで比べられたのが敗因でしょうか、非常に残念でした。しかしバイク一門は完全に花岡さんがリーダーのようになってしまったなあ(笑)。4-

ポンバシ系 向 漫談「萌え講座」合格

向さんが自分で描いたであろう萌えイラストから萌えポイントを紹介していく講座、突然出てくるイラストのキャラの名前、「『王様のレストラン』萌え」というキラーフレーズ、最後は『萌えが代』を斉唱して終わりと圧巻の内容でした。向さんの単独イベントやっぱり行くべきだったなあ。4+

チャン・ドン・ゴン・ゲン ショートコント「変態」合格

今日のMVPは鎌鼬の山内さん、一回戦同様に銅鑼を持って登場、一回戦同様に審査員コメントで「アマチュアの方は自分たちにお客さんを引きつけるために、銅鑼持ってくるみたいな工夫を……」と言われていましたが(笑)、同じフォーマットであの下ネタまで持ってくるワザ、最後の香港映画のエンディングテーマ、素晴らしかったです。5+

吉田寛 コント「師匠のマネージャー」

ピーマンズスタンダードの人、何か変な違和感を感じたので、漫才を無理矢理ピンネタにした物なのかなと思い知り合いに聞いたら、相方さんのピンネタをしているとのこと、その違和感だったんですね、自分のものにしていなかった。3-

上条剛志 漫談「自分のスケジュール」

松竹芸能の9年目芸人が、自分の今月のスケジュールについてツッコミを入れる。松竹のたむらけんじ的なネタでした。3+

ケンドーコバヤシ 漫談「ターゲットをしぼった笑い」合格

ブリーフにジャケットという、ケンコバの正装で登場(笑)、一回戦は「人のプーさん」ということは、二回戦は大方の予想通りこのネタでしたが、三分という持ち時間を考えても削った部分が多く、かなり短いネタだったように思います。少し今年の大会にかける意気込みに疑問を感じる内容でした。5
合格発表の際に、M-1同様に追加合格があることをにおわせて、この日の二回戦は終了しました。普通に考えれば桂三若さんや土肥ポン太さんが候補なのでしょうが、花岡バイク花岡さんやはしみつさんといった方々の復活の方こそ期待したいです。

やっぱりこの面子だと、世間的には「友近ら」になるんですね。