やっぱりよゐこさんのDVDは買っておこう

正直、よゐこさんのDVDは絶対に買おうとは思っていました。でもそんなに急がなくても良いかなという思いもありました。蔵出しといってもそんなに初期の名作まではなかなか収録されないもんだよねと思っていたんですよ、せいぜい今でもテレビでたまにやっている「たくあん」ぐらいで、それも最近のよゐこさんが再演しているヴァージョンがほとんどということで、本当に初期のものは含まれないだろうと思っていたんですが、「虫ラジオ」や「フナとカエル」も「超人ハグキ」まで入ってるというのは、もう名作はほぼ全部入ってるということです。凄すぎますよ。こんなもん絶対に買うべきじゃないですか。
よゐこさんは「ミドル3」とか「めちゃイケ」の世代でテレビで売れている人たちの中にあって、唯一現役でネタをやっている感がある人たちなんですよね、自分にとっては、だから彼らは去年の「爆笑ヒットパレード」でテレビの人気者がネタをやっていた頃の名作を演じるという企画でも新ネタを持ってくるし、またそれが許される所にいたし、「ドリームマッチ」とかにも出ないし、そこに選ばれることもない。本人達も現役のコント師という意識がある、だから濱口さんなんかは「笑いの金メダル」がネタバトルだった頃に出演を熱望していた。しかもよゐこさんは「めちゃイケ」「ウリナリ」「黄金伝説」を経て、よゐこさんの持つパブリックな個々のキャラクターイメージというのは180度変わってしまったのに、いざコントになると全く昔のイメージを崩していないのは素晴らしいです。だから現役のコント師としてのよゐこさんが活躍できる場所がもっとあったらいいのになあと思います。個人的にはよゐこさん+空気よめる女の子一人という組み合わせのラジオがまた復活してほしいですが。
しかしよゐこさんは若手の頃に、大賞とか最優秀賞は流石に取らなかったけど(つーかこういう芸風が認められても、相手がナインティナイン雨上がり決死隊だったからなあ)、関西賞レースにおいて特別賞や奨励賞なんかを取りまくっていたというのは、よく考えたら凄いことですよねえ、あの芸風、そしてあのキャラクターで認められていたというか、あれを認める土壌があったんだなあと遠い目をしてしまいます。昔のVTRを見にワッハ上方の資料室とか行ってみようかな。

最後の『がちぎり』は、まさに松竹版『ダイナマイト関西』『バトルオワライヤル』です。
とりあえず『蔵出し』シリーズを全部カートに入れておきました。時期を見て注文しよう、今から楽しみです。