「第34回上方お笑い大賞」

今日だというのを忘れていたので、丁度新人賞ノミネートのネタ披露から見ました。最初のなすなかにしは録画逃しちゃった。流石にM-1の準決勝でやっていたネタを持って来たコンビが多かったです。以下、新人賞の選考会中心に書きます。

なすなかにし 「なんやねんと思うこと」

アジアン 「二つの選択」

この日のお客さんなのか、会場のマイクがあんまり笑い声を拾っていないのか分かりませんでしたが、全体的に笑い声がおとなしめではあったんですが、この二組は特に受けていなかったというか、他の四組と比べるとこの中にあっては格の違いがあったように思えます。ROUND3はやっぱりイシバシハザマNON STYLEを上げとくべきだったか。

笑い飯 「下駄箱」

M-1準決勝ほどは受けていませんでしたが、他の五組とは少しではない物凄い差がありましたね、四人の審査員が全員一位は笑い飯で一致したと言ってましたが、納得です。

南海キャンディーズ 「刑事になりたい」

最初のしずちゃんの「バーン」で笑いが起きたのを見て、この日の客層がよく分かりました(笑)。M-1決勝に向けて何か隠していると信じたい。まあでもアジアンやなかなかにしが相手ではさすがに格で勝負になるんだなというのは感心しました。

チョップリン 「影との会話」

なんでこれを賞レースで、こんな高年齢の客層を前にやるのか(笑)、いやあ我が道いってます(笑)。

千鳥 「幕末ごっこ

M-1グランプリの三回戦で最も会場を沸かせた「幕末ごっこ」でしたが、間とかテンポもおかしかったし、三回戦の時と比べても構成に大きな違いがあり、流れるような展開ではなく、やっぱりリズムも壊れてしまっているようです。ただ千鳥はお客さんが千鳥に対してウェルカムな状態にあって、千鳥の世界観に乗っかって一緒にトリップしていくという気持ちがないと、あんな状態にはならないんだなと強く感じました。そりゃ毎度、準決勝で大受けして決勝でスベルというの繰り返すはずですね。
ということで今年の最優秀新人賞は笑い飯でした。去年は麒麟M-1を前にここで勢い付けましたが、笑い飯はどうなるでしょうか。しかし後の五組はチョップリンが我が道にいってしまったのでちょっとおいといて、笑い飯と他の四組の実力差が、こういう環境にあってはっきりと出たのが印象的でした。またその四組の中でも千鳥、南キャンとアジアン、なすなかにしの間にも大きな差があったというのが今回の感想です。
他の賞は大賞が大木こだま・ひびき、これは今年はこの人たちしかいないでしょうから当然の受賞でした。審査員特別賞は50周年のかしまし娘、あと最優秀技能賞は海原やすよ・ともこ笑福亭三喬。話題賞には友近レイザーラモンHGでした。