baseよしもと「ビーニ ビーコード」

芸人さんからチケ買ったので行ってきました。

MC:ジャンクション

神戸で最近までやっていたミュージカルの話とか。

自衛隊漫才から、後ろに下がりすぎてデートの最中に彼女がはぐれるという一人コントという展開、ビーイチでも相当格の違いがあったようですが、ビーニの中にあっても一枚格落ちの印象は否めませんでした。月末のビーニバトルはヤバイかも、先々月のビーイチまで一気に上がった勢いを目の当たりにしているだけに、少し残念でした。

ミサイルマン

西代さんが「Noと言える人間になりたい」という話から、服屋さんで天狗ファッションにされるというネタと、みんなでご飯を食べに行くときに自分の食べたいものに相手もあわさせる方法というネタ、あんまりミサイルマンが好きではない僕も楽しめるクオリティの高いネタだったんですが、ミサイルマンのことを好きじゃないと思われるお客さんが良いシーンで笑うのをこらえている所が目に入って凄く嫌な気持ちになりました。

けもの道

今日唯一、明らかに外していたコンビ、きっちこのネタは二度と見れないでしょうねえ。

ブロンクス

「バレー部の敗戦後の反省会」という漫才、ブロンクスらしいとも言えますが、普通という感想しかない感じでした。

ゲームコーナー:「チーム対抗☆タイマンバトル」

暁、ミサイルマン、けもの道が分かれて対決、パネルを開いて出てきたゲームで対決というものでしたが、こういう寄席のゲームコーナーって、三枝師匠が始めたその昔から変わっていないというか、それこそ三枝師匠開発みたいなものをいまだに引きずっているのはどうなんでしょうか、こういうのが入ってくるのになれてる大阪の客はともかく、東京のお客さんには評判良くないというのも分かるし、そろそろ寄席番組やお笑いライブにはゲームコーナーが付きものというフォーマットは見直しても良いのではないでしょうか?

ベリー・ベリー

漫才「ダジャレ」という見たことあるネタで、安定して笑わせてくれたのですが、何となくこのコンビはいまビーニがポジションというか、M-1は3回戦ぐらいまでという現状の格も同時に感じたなあ。

ジャルジャル

良くもなく悪くもない中途半端な曲にこだわって作っているミュージシャンと、その人を先生と慕っている人のやりとりというネタ、完成度があまりにも低すぎるので、おそらくバトルとかテレビとかではよほど改良したり、自身の中で演じているキャラが消化されない限り持ってこないだろうなと思いましたが、それに付けてもここもあからさまに敵意向きだしのお客さんが多いこと、確かにbaseのお客さん向きのネタは元々やっていないんですが、そこまで毛嫌いしてやる必要性もないと思うんですけどね、いまのbaseの管理人が贔屓しているお気に入りなのがウザイという話していた人もいるけど、そんなのこの人たち本人には関係ないことですしね、僕も嫌いな人はいるけど、そういうのは関係なくその時の舞台を素直に楽しみたいなと思いました。

ヘッドライト

色んな事の「さしすせそ」を言っていくというネタ、こういう大喜利的発想のネタは普通におもしろいですね。

青空

ハロプロの新ユニットDEF.DIVAの話から、夢の話という、おそらく月曜日の「新ネタライブ」に近いネタの展開だったのではないでしょうか。好きな男の人に選手名鑑を貸して、1年ずつ返してもらってきっかけを作るという展開は面白かったです。やっぱり青空には野球ネタやアイドルネタもいいですが、こういう微妙に女子共感ネタ(?)をもっとやってほしいです。
あとビーニバトルだとお客さんが作る雰囲気とか、他の芸人さんが勝負賭けてきたりするので気付きにくいんですが、通常のビーコードライブを見に行くようになって、青空のビーニメンバーの中では、やはり技術、経験、実績などに裏打ちされた能力の全てにおいて、現状でズバ抜けたスキルの持ち主というのがよく分かりますね、このコンビが全くビーイチに上がれないシステムというのは、やはり現状のビーコードのシステムは問題あると思うというか、やはり最初の組み分けの時にどうして青空がビーニだったのかという話にまた着地するなと思いました。ここが単独ライブできないのは、やっぱり吉本興業は機会損失以外の何物でもないと思います。

トークコーナー:「私の周りのおかしな人」

青空、ヘッドライト、ベリー・ベリーが参加、細かい話しても伝わらないものが多いので割愛しますが、ネタばかり続くのも確かに間延びするのですが、ゲームコーナーよりもトークコーナーのほうが良いなと思いました。

ビタミンS

ファミレスのネタでしたが、ここはしばらくビーニに定着するんじゃないかと思いました。ビーイチに上がるのは苦しいでしょうが、現在のビーニの中に戻っても中位より上で安定した出来を見せつけてくれました。

ロデオボックス

M-1予選でもやっている学級会のネタ、僕の知り合いの芸人さんが「今年の麒麟枠田中上阪が70%、ロデオボックスが20%、残りの10%を四組ぐらいで分け合っている」と言っていたのに、僕も同意したのですが、ロデオボックスのパーセンテージはもうちょっと多めにしても良いのではないかと思いました。このネタで少なくとも準決勝までは行けるし、敗者復活戦に回ったら去年のイシバシハザマぐらいのインパクトは関係者各位に与えられるのではないでしょうか。出来たらもう一つ上のネタを準決勝までに持って来てくれたら最高なんですが。

ソラシド

不思議なもので、今までここではちっとも笑えなかったんですが、個人的に嫌いなだけだったということが分かると、そういうことは差し引きしてみるという訓練がいつの間にか自然と出来るようになっていたようで、「あーこういう部分が嫌いだったんだな」という所を差し引いて見るという能力が自然に発動して、結構楽しむことが出来たんですが、それでも自分の好みを一切差し引いても、この先しばらくビーニに定着して、ビーイチには戻れないんじゃないかという気持ちになりました。

総括

正直、外れはけもの道ぐらいで、僕がそんなに好きじゃない人たちを含めても、かなり楽しめるレベルの高い一日でした。かなり当たりの一日でちょっと無理して時間作って行って良かったです。最後に忘れてましたがプラスマイナスはスケジュールのため欠場でした。多分「10カラット」の収録なんでしょうね。
やっぱり明らかに格が違う芸人さんがビーコードは同じステージにいるのは、どっちにとっても良いことではないなと思いました。観客投票バトルというのはそれはそれで面白いので続けてほしいけど、芸人さんのディヴィジョン分けにそれを使うのはやっぱり違うなと改めて思いました。特にビーニはその辺が一番はっきりと出過ぎてる。
あと嫌いな芸人が出ているときは笑うのを我慢するとか、目に入らないようにするというのは、いまだにあることなんだなあというのが、あまりお客さんが入っていない公演だったこともあり、結構目に付きました。自分の後ろのお客さんもあるコンビの時だけ思いっきり私語タイムにしていたし、まあこういう人たちの方が自ら楽しみの幅を狭めているんだから、別にほっとけば良いんでしょうけど、目の当たりにするとやっぱり嫌ですね。