「ゲンセキ #4 4月エントリー芸人大集合SP」

関西は一週遅れで結果は知っているから色々と端のことに気が回るというか、この手の番組でスタッフ80人って何なんだよ(笑)、関西の放送局なら8人とかで平気でやってのけるぞ、やっぱり東京の番組は金かかってるなあ。
あと木梨さんは誰に投票したんだろう、結構この三組なような気がするんだけど、それにしても来週の出演者に西海岸`sとか、来月の出演予定の予告に中山功太が映ってたりとか、この番組人選が的確すぎるよ、平安京999Dr.ハインリッヒあたりもいいですよー。あと中山功太は「ロック雑誌の編集長」を期待していたけど、どうも「DJモンブラン 卒業式のときに今までの怖いキャラを崩そうとしている体育教師の一部始終編」みたいですね、音無しの5秒もない絵だけでどんなネタか分かるようになってしまったよついに(笑)。
あとこれを見て思ったのは、5月分の出演芸人のネタが全部予告に出ていて、月単位でまとめ撮りしていることがやっぱりこの番組は月単位でまとめ撮りしているのは確実だね、ということ東京のほうで今週出ていた素人オーディションから出てきたという人たちが本当にプロダクションの息がかかっていない素人という可能性はかなり怪しいと思う(笑)。

  • 3位 アームストロング

『2人とも華があると思った』というアンケートの解答意見はごもっとも、ここはネタの設定が前の「コンビニの店員」のネタ同様に有り触れているとか、ネタの構成の細部が弱いとか色々とあるけど、そういうことが目立たないというか気にならないぐらい、二人のキャラクターだけで楽しい雰囲気にさせるのが、初期のナイナイを彷彿させる。とりあえずきっかけさえ掴めば、現状のインパルスとか、「とぶくすり」の頃のナイナイぐらいのポジションにはあっさり行っちゃうでしょう。

観客投票だとダメかなあと思っていたけど、このネタとこれだけ観客掴んでいたらそりゃいけるわ、つーかこのネタあったら今年は今後の露出を極力抑えて、審査員の目に入らないようにすれば普通にM-1の決勝本戦で強烈なインパクト残せるんじゃないの? 完成度は去年のM-1敗者復活戦や「ゲンセキ」の通常版に出た時の「選挙運動の際に何でも米に絡める」というネタの方が完成度が高いけど、この「自分どつき漫才」というジャンルのインパクトと、ネタそのものが少し弱い分だけ強調される栃木弁というのは武器としては大きいし、これでもし万が一上位三組に残れたりしたら完成度の高い米のネタが残っているわけで優勝は無理でも、上位三組に残った面子は保てるし、とりあえず準決勝審査員には好かれないかも知れないけど、決勝の審査員には好かれる可能性高いのでワイルドカード期待。

ここは凄いわ、もう貫禄やねNSC出たばかりでここまで出来るのはスゴイの一言、多分普通に「武勇伝」だけで今年のM-1ファイナリストでしょう。それ以上があるかは今後どういうネタを作っていけるかでしょうが、NSCの時代に「武勇伝」ほど完成させたネタを作れただけでポテンシャル計り知れないのが分かるよ素晴らしい。しかもM-1敗者復活戦からゲンセキまで同じネタでも見せ方が良くなっていたし、ほぼオール新ネタだった今回のネタが遥かに面白かった凄い。
今年のM-1の決勝大会でオリエンタルラジオが歌い踊るよ、これを「これは漫才じゃない」なんていう審査員がいたら、そいつのセンスを古いと馬鹿にしてやって良いですよ。キム兄やんが東京NSCの講師になって数年、ついに出たなあ大物が。