中田浩二がマルセイユ移籍、「うれしい」 (ニッカン)

これは本来、情を挟むべきではない契約の話なのに、最終的におもいっきり義理人情の話に落とし込んでしまったことが、そもそもの大間違いだったような気がします。田邊さん一人を悪者にする動きも同様、特に協会の人は犯人探しをしてその人だけの責任にして安心してる場合じゃない気がします。*1
あと鹿島はプライドは分かるけど、移籍金は少しでも貰っておくべきだということは改めて言います。これが一番悪い前例として欧州の魑魅魍魎に付け込まれる結果になるよ、そういう意味では田邊さんはJクラブ側の顔を立てて行動していたと思う、ただ田邊さんが大事と思ったポイントと、鹿島の人たちが大事に思ったポイントが違っていたという話だと思っています。その辺の苦悩はこの「文化・習慣・歴史」というエントリーに現れているように思いました。はっきりいって制度上の不備の問題点まで田邊さんの責任にしているような協会幹部などの発言は責任転嫁だと思います。お金や契約が絡む話は義理人情挟む方がややこしくなる、まして相手がそれが通用しない外国人であれば余計にそうだと思います。
自分用メモとして、この件で面白い意見書いてる人のリンクまとめておきます。もし何か書くときに読み直す用。

追記:やっぱり契約とかお金とか公の付き合いにおいて、義理人情を介在させることは問題というのが結論かなあ、人治ではなくあくまで法治で物事を持っていくようにした方が、トラブルは少ないと思います。ましてプロスポーツの契約は特殊なことである以上、余計に人情に訴えるようなことはするべきでないと思いました。

*1:まあ田邊氏に関してはわざと自分が過剰に悪者になっているような気もしますが。