ザ・プラン9

まずザ・プラン9浅越ゴエの組んでいた、漫才コンビ「デモしかし」の相方はいま東京で超新塾新塾ドラゴンだということにビックリしました(笑)。
ここはもうコント、演劇に対する定評はもう上のところで固まっていますし、個人能力も高く、五人の役割分担もしっかりしてるし、特に個人能力という面では台本制作能力と演者としての技術が全員素晴らしいので、普通に今後も売れていくだろうと思っています。
ただやっぱり五人漫才というのが、もうこれは散々言われ尽くしていることだし、「松紳」に出たときにも島田紳助松本人志に指摘されてもいたけど、やっぱり五人でやる以上、五人でしかできないネタをやるというのが求められるんですが、これが巧いこといってるとはお世辞にも言えないですからね、僕としては二人や三人でやれることを五人であえてやるという無駄なゴージャスさというか(笑)、まあそういう無駄な感じというのを魅力にしても良いんじゃないかとは個人的に思うんですが、ただこれだとうるさ型の評価が低くなる、M-1どうこうというだけでなくて、先輩芸人さんや作家さんの中での評価が低くなると思うので、やっぱりこの道は行かない方が良いんでしょうね。
特にザ・プラン9のことを好きな人は、あの高度な設定や台本のコントや演劇、それぞれの一人芸を見た上で好きなわけだから、漫才になるとガクッとクオリティが落ちてしまうのが逆にザ・プラン9のファンは相当目が肥えた人が多いから目立つんですよね、思い切って昔にbaseでやってたみたいに、ネタによっては二人や三人でやるみたいな割り切りも良いんじゃないでしょうか。
ちょっとやっぱり五人で高度なことを漫才スタイルでやるというのは、ちょっと無茶かなという気もしてきてるんですよね、コントや演劇が素晴らしいだけに余計にそう思う。まあただ大サーカスの安田団長もそうですが、漫才にこだわる姿勢というのは、漫才ファンからしたら嬉しいので、やってる限りは応援し続けるつもりではいます。