明治時代の野球害毒論

ARTIFACT@ハテナ系より、新渡戸稲造の次のコメントがヒット。

新渡戸稲造一高校長「・・・野球と云う遊戯は悪く云えば巾着切りの遊戯。対手を常にペテンにかけよう、計略に陥れよう、塁を盗もうなどと眼を鋭くしてやる遊びである。故に米人には適するが英人や独逸人には決して出来ない。かの英国の国技たる蹴球のように鼻が曲がっても顎骨が歪んでも球にかじりついているような勇剛な遊びは米人には出来ぬ・・・」
日本プロ野球前史:野球害毒論(早慶戦の中止と害毒論)

野球に対してもサッカーに対しても物凄い偏見(笑)。ただヨーロッパのサッカーはフィジカルコンタクトで、南米のサッカー常に相手をペテンにかけようとするものとすれば、案外あたっているのかも知れませんが。
野球害毒論のキャンペーンを展開した4年後に朝日新聞社が全国中等学校野球大会を開催というのは、いかにも朝日らしい。