ツール・ド・フランス2004 第12ステージ カステルサラザン 〜 ラ・モンジ 197.5km 山岳

ここで動くとは言われていたけど、正直こんな形で大勢が決まってしまうとはなあ、ヤン・ウルリッヒタイラー・ハミルトンロベルト・エラスも自らの不調(……だよねえ?)で何もしないままに消えてしまい、イバン・マヨも厳しいし、今日の二人にマイヨ・ジョーヌ争いはほぼ絞られてしまったと言って良いでしょう。
イヴァン・バッソは現在、チーム総合時間成績トップのCSCの選手だし、チーム力考えても本当に楽しみ、とりあえずシャンデリゼの表彰台については、他のライバルの脱落っぷりを考えると手にしたかも知れません。去年のヴィノクロフ的な活躍が期待出来るのではないでしょうか。
そして明日は敢闘青ゼッケンも付けるんじゃないの? と思うマイヨ・ジョーヌトーマス・ボエックラーは結構僕も感動したんですが、フランスのマスコミは『シャンデリゼの表彰台が見えた』みたいなことを言ってるらしく、今年のジロ・デ・イタリアの途中からイタリアメディアでクネゴに対しておきていたスターシステムの発動があるようで、フランスのメディアもイタリアのメディアも日本と変わらないなあと思いながらも、今日の山岳で集団から遅れたと思ったらいつの間にかまた戻っているという繰り返しには、自分も『フランスのクネゴが現れたよ』と盛りあがってしまいました(笑)。
しかしもうそろそろだろうなあ本人も限界が近づいてきたけど、アシストの消耗が相当限界に近づいてるようなので、脱ぎ頃が来てしまったでしょうね、シャンデリゼの表彰台にはマイヨ・ブランを着て、一人でも多くのチームメイトとシャンデリゼのパレードを楽しんでほしいものです。