大阪は本当に野球の街なんだろうか?

Togetter - 「橋下知事のサッカースタジアムに反対の波紋」

梅田北ヤードのスタジアム計画については、大阪はJクラブが二つ強豪チームであって、ワールドカップにいくような選手も沢山だしていて、サッカーの街として発展する要素が強いのに、マスコミと財界の人がアンチサッカーだからちっとも進まないので、起爆剤にして欲しいという思いが強くあります。
そもそもあそこに商業施設はもう建てられない。周辺需要が既にパンクしている状況、という大前提が共有されていないのが、この件の問題のように思いました。コンサートホールならそれこそスタジアムの一画に作ってもいい。イングランドのようにコンサートホールやホテルを併設しているスタジアムを参考にすればいい。サッカーもバレーボールも大阪には資源があるの使いこなせていないのは、行政とマスコミの責任です。そこに分かりやすいスタジアムという目に見えるものが必要でしょう。サッカーに興味がない人が、観光地として、街の新しいシンボルとして出来たスタジアムを見に来る。そのついでにサッカーを好きになって貰うという環境は必要です。そして大阪にはガンバ大阪セレッソ大阪があり、大阪出身者が何人もいる日本代表がある。
そういうことも踏まえて、29日に「大阪全体をサッカーシティにする」と言うようなことは出来ないのか? という風につぶやいたら、「大阪はサッカーより野球の街だから無理」なんて言われたけど、絶対にそんなことないでしょう。本当に野球に比重がかかっている地域なら、ここ十数年の間に12しかないプロチームの内、二つが無くなったり、移転したりするはずがない。もし本当に大阪が野球の国ならば、ホークスは身売りしないし、近鉄は消滅しなかった。阪神タイガースだって、ちょっとチームが低迷期に入れば、甲子園は普通に客入らなくなってた。大阪が野球の街というのは、マスコミが作った幻想の部分は大きい。何故か普段マスコミを信じないと叩いてる人ほど、こういう自分が信じたいことだけは、叩きたい相手のレッテル貼ることだけは、マスコミの言い分を丸飲みするんだよなあ。
野球場だって、大阪ではどれだけ駅前にあったスタジアムが無くなったか、大阪、藤井寺、日生、中モズ、主要駅前にスタジアムというのはサッカー限らず必要ですよ。大阪ドームはスポーツの為の施設ではない。スポーツも出来る施設に過ぎない。あとこちらでも湾岸部につくればいいとか、郊外で良いじゃないかという意見がありますが、これ以上大阪市内を空洞化させてどうするの? と言うことも思います。いまの大阪の問題はキタとミナミに人が集まりたい場所がないことなのに。大阪の問題は市内のドーナツ化ですよ。わざわざ一等地の梅田に、用途が定まらない土地があるのに、僻地にスタジアム作る必要が、逆にどこにあるの? という風に思います。コンサートホールと演芸場、そして在阪企業のショールーム、自然公園も施設内に備えた、サッカー専用スタジアムこそ北ヤード跡地の有効利用の最善案でしょう。