『M-1グランプリ2010』大阪三回戦3日目〜漫才は「何をやるかじゃなくて、誰がやるか」

M-1GPスタッフブログ: 11月21日 3回戦 京橋花月 結果

なんか今日見てきた人の感想とは、ここまでの三回戦で、一番意見が出てきそうな結果だなあ。モンスターエンジンは流石にここで上げてきたみたいですが、天竺鼠ジャルジャルを落とせないのは、一体何なんだろうなあ、天竺鼠は受けていたらしいけど、でも過去に受けていたのに三回戦落とされたコンビは、僕は現場で沢山見ているんだから、それは理由には今更ならないよなあ。
学天即とかさかなDVDとか、一見M-1の審査員が好きそうなところが、いまり上がれないのは面白い傾向ではありますが、しかし学天即はアマチュアの年だけ、変ホ長調も決勝に上がった次の年から無し、そしてのろしモストデンジャラストリオ(元・極悪連合)はまだ無理なのかー。それにかわって受かってる顔ぶれとか、今日の出来の噂聞くと色々考えてしまう。

オートバックスM-1グランプリ2010 大阪3回戦3日目@京橋花月 - 蓼喰ふ虫けらのあこがれ

のろしは置きに行かずに、自分たちの持ち味をやり切ったことが分かったので、もうそれで充分と思うことにします。変に迎合しないで力を出し切って、吉本の客と審査員が評価しなかったのなら、もうそれは仕方ない。でも来年からは東京で三回戦受けないかなあ。
天竺鼠はやはり2005年に準決勝に上がってから、延々とやっているスタイルを今年も続けただけでなく、去年の三回戦とネタも一緒だったようで、漫才やるつもりないのなら、それこそ同じbaseよしもとビーフケーキみたいに、M-1にはエントリーもせずに、それこそM-1の裏でコント単独ライブやるぐらいの気概を見せるとか、鬼ヶ島やガリガリガリクソンのユニットのように、勝負を捨てるならもっと思い切ったことをするべきでしょう。これはジャルジャルも同じですよね。この二組に対して、大阪の客が好意的すぎるというのは、この二組の芸人にとって何の良いことにもなっていない。それならきちんと漫才のネタ作ってきてるポラロイドマガジンGAG少年楽団の方を上げてやれよと思う。トットメトロクラフトは上で見られるのが楽しみです。あとお湯が受かっていたのに驚くけど、去年のいけばな教室とか、一昨年のぷくぷく隊とか、こういう芸風を上げないといけないという決まりでもあるのかという位、M-1の審査員はこういう芸風好きだよねえ。
最後にタイトルに入れた言葉は、今回の虫けらさんのエントリーからのお言葉ですが、これは漫才を語るにあたっての、大きな真理だと思いました。

新連載!ガリガリガリクソンのブロブロブロワーズ!!: さあ仕事しよ。

で、そのガリガリガリクソンのユニットですが、ここは受からないことを前提に暴走していることで受けているんだから、仕方ないよねえ。というか去年までと比べて落ちたときのリアクションが、ちょっとマジっぽくて心配になってる。

オール巨人がM-1審査員を辞退、サンドウィッチマンVの2007年から参加。 | Narinari.com

あと今日はオール巨人師匠が、体調への不安からM-1決勝の審査員を辞退したことも話題になりました。体調不良といってもそれほど深刻なものではないようですが、巨人師匠は日頃のブログ記事からも、ファンに対する誠実な対応は感じ入ります。

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