『M-1グランプリ2010』の二回戦を振り返る
いよいよ明後日から三回戦がスタートして、出場者も発表されているタイミングですが、二回戦を簡単にですが、振り返りたいと思います。
オートバックスM-1グランプリ2010 大阪2回戦1日目@HEP HALL - 蓼喰ふ虫けらのあこがれ
baseよしもとのオーディションで比較的良い成績を出している人達が、バッサリと切られています。ヘンダーソンはビックリだったけど、あーそのネタ選択では仕方ないわ。しかしやっぱり心ある人はみんな大阪ではヘンダーソンに目を付けてるのね。
でもそんな期待を裏切ったというよりは、結局baseで受けるネタに向かっていくのがなあ、そこはガラパゴスでもない袋小路なんだけどなあ。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(10月30日)大阪・HEP HALL
エントリーと見比べると、アマチュアやよしもとのオーディション勢で、インディーズで知られているところが厳しいことになっているなと思ったけど、他は大体無風だと思っていたら、なんとプリンセス金魚の名前がない。関西で吉本以外で準決勝の最右翼がここで落とされるとは、この日は見に行った人の感想も探せなくて、なにが原因かちっとも分からないけど、どうしてしまったんだろうか?
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(10月31日)大阪・HEP HALL
この回は観に行っていた回ですが、かなり審査はやさしめだったように思える合格者数となっています。実際に観た時間帯の感想でも、「この辺はボーダーかな?」という風に感じさせられたところは、ほぼ全て合格している感じです。それでも今年のABC決勝進出者のカバと爆ノ介とかが落とされている。
変ホ長調がこの日は久し振りの大阪受験だったように思いますが、このコンビは東京で予選受けるより、大阪で予選受けた方が良いだろうなあ。しかしこの日の合格者は有名所が少ないけど、今年好調だったり、無名ながらの実力者が最も多い日だったと思われます。準決勝に聞いたことない人が挙がってるとしてら、関西勢はこの日からでしょう。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月1日)大阪・HEP HALL
大阪の予選で一番物議を醸したのがこの日でしたねえ、笑い飯こそ別日だったけど、名のあるところが集中したせいで、アマチュアやよしもとオーディション組が、かなり悪影響を受けてしまったようで、しかもその有名所が、ジャルジャルとモンスターエンジンを筆頭に、デキの悪さが目立ったようで、特にこの日を見てきたという人の感想は、この二組に対する怨嗟の声で埋め尽くされていた。
そんな中で、のろしとチキチキジョニーが相当盛り上げたというのは、かなりポジティヴな要素として捉えたい。特にのろしは今まで三回戦でずっと敗退したけど、いまの勝負ネタは決勝の雰囲気で見て、どんな評価になるか知りたいネタをしている。
オートバックスM-1グランプリ2010 大阪2回戦4日目 @Hep Hall - 蓼喰ふ虫けらのあこがれ
いまの大阪の若手漫才の問題点が全部書いてあるな。この日行った人は、みんなジャルジャルとモンスターエンジンに怒ってたねえ。前田政二が審査員にいたら落とされていたか、落とされてなくても名指しで、凄いダメ出しを総評で受けていただろうなあ。
なんか二回戦の感想を見ていると、今年も決勝は笑い飯が確実で、千鳥をどうするかだけ、ということになりそうだなあ……。
虎あげは。。はなわのブログ:M-1二回戦を勝つという事、そして三回戦へ。。
地方の芸人が、M-1二回戦で勝つ方法というのを、長年二回戦が壁になっていた。浜松の芸人さんが語っていますが、これは全ての二回戦が壁になっている芸人が、参考にするべき事が書かれていると思います。虎あげは。。さん初の三回戦おめでとうございます。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月1日ラフォーレ原宿ミュージアム)
受かっているところはともかく、落ちてるところが、イセ&ウナ、クロンモロン、クールポコ。、ジョイマン、猫ジジというところで、大阪とのレベルの違いをしらしめられすぎなんですが……。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月2日ラフォーレ原宿ミュージアム)
朝倉小松崎、ヒカリゴケ、浜口浜村と、僕の好きなところが出ていて無事に合格している日でした。久し振りにM-1登場のザ・たっちとラストの年となった安田大サーカスも頑張れ。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月3日ラフォーレ原宿ミュージアム)
司会のユウキロックがTwitter上で、パンクブーブーだけ桁違いとつぶやいていて、ちょっとビックリしたけど、この面子ならそりゃそうか。出演者に対して落とされてる数も多いし、決勝に行きそうなのがパンクブーブーしか見あたらない。ブレーメンとスリムクラブは好きで、応援してますけど。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月4日ラフォーレ原宿ミュージアム)
2700、ヒデヨシ、ランチランチは有名所だけど、ここで落ちても不思議ではないコント勢だし、ハリセンボンもいるけど、期待したいのは風藤松原とイシバシハザマ
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月5日ラフォーレ原宿ミュージアム)
風貌変わりすぎてる人から、いつもと人数が違う人まで、そしてショージ&ぜんじろうのややウケちょいウケ。この日は合格者の中から、二組や三組を抽出するのが難しい豪華メンバーですね。
ミラマリア 「M−1」3回戦進出!|構成作家 ポッター平井のコラム
ミラマリアは今年も受けていたのか、5日と6日は二千円払って、普通に娯楽として楽しみにいける面子ですね。ジェリービーンズ・コレクションが落ちてるのが残念。
M-1GPスタッフブログ: 漫才日記(11月7日ラフォーレ原宿ミュージアム)
一方で日曜日は流石に有名所が我が家とハイキングウォーキングぐらいしかいないですね(笑)。復活の瞬間メタル、カノンあたりの名前に加えて、ティーチャー佐川真さんのめいどのみやげが三回戦に進出してるぞ!! ちなみに私の大阪の友人で、東京の若手に余り詳しくない人がこの日見に行ってたのですが、ダイヤモンドダストというコンビが面白かった。という風に連絡してくれました。
M-1GPスタッフブログ: 3回戦進出者 341組!
そうして例年のように追加合格はなしで、三回戦進出者が341組に確定しましたが、こうして見ると小粒というよりは、華がないメンバーが随分残ってるんだなあという印象ですね、三回戦にということではなく、いまのM-1にということで、そう考えると今年参加資格があったのにエントリーしていない、NON STYLE、南海キャンディーズ、オリエンタルラジオ、志ん茶の四組はもったいないことしたというより、大会の華としてエントリーして欲しかったです。
だって三回戦のメンバー見ていたら、千鳥やPOISON GIRL BANDどころか、モンスターエンジンと東京ダイナマイトだって、他がいないからという理由で決勝に残りかねないとすら思ったし、去年から引き続いてエントリーしてる七組がそのまま決勝に行っても、残り二組だけ選ぶのも、これは相当難しいだろうし、七組とも残るという前提はさすがに実現しないだろうし、どうなるんだろうか?
まあ僕はM-1は続いて欲しいし、続くと思っているけど、チュートリアルとNON STYLEが優勝した段階で、一ファンとしてのM-1への情熱は一方向的には冷めてるのも事実、ここさえ優勝してくればいいという二組が優勝しちゃったからね(笑)。でもお笑い全体の指針の一つとして、M-1はいつまでもあってもらわないと困ります。
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