日本がアルゼンチンに歴史的勝利

スポーツナビ|試合速報/詳細|日本 対 アルゼンチン −キリンチャレンジカップ2010−

とにかく組織的に守れている守備、相手がお疲れな所もあったけど、個人技でやられるようなことがない限り、(栗原のミスのシーン以外では)全く失点の匂いがしなかったこと、そして日本の香川は同じく欧州から疲れてやってきていることを考えれば、アルゼンチンの選手達と比較しても、トップクラスの実力を示していたこと、岡崎はちょっと何か持ってるようになったこと(岡崎は点を取るより先に髪を切ってほしい)、そして前田のFWらしいエゴイストなプレイの中で、アルゼンチンのディフェンスを二人背負い、最後はマルチェラーノに当たり勝ちして、外したとはいえシュートまで持っていったのは、素晴らしいプレイでした。香川と前田が今年の本大会でプレイしなかったのは、改めて残念で悔しいことだと思い知らされました。
あと川島が故障して、途中から出ることになった西川が、笑顔満面だったのは笑った。お前正直すぎるぞ(笑)。

「モダンサッカー+日本=ザックジャパン」キリンチャレンジカップ 日本-アルゼンチン(1-0)

もちろんアルゼンチンと言うサッカー超大国に勝てた事は嬉しいが、それ以上に日本にもやっとモダンサッカーをちゃんと実現できる監督が来てくれたか、という思いで一杯になった。
岡ちゃんやジーコは言わずもがなで、トルシエはモダンと言うより前衛だったし、オシムもおそらくやろうと思えば出来ただろうが、あの時点ではそこまで着手しようとはしていなかった。そこをザックはたったの4日間で、腐ってもアルゼンチンを破るだけの組織を作り上げたのだから、さすがは欧州トップリーグの現役監督は違うと思わされた。

とにかく就任初戦でアルゼンチン相手に、勝利をもぎ取ることが出来た。それだけの最低限の守備戦術をもたらした、世界のモダンサッカーの標準の力を持っている監督の凄さ、そしてそれを吸収して結果を出せるだけのポテンシャルがあった選手達、もう二年前にザック(でなくてもいいのか)に頼めなかったことが残念でならない。ジーコと岡田によって失われた時間の重さと大きさを感じざるを得ない。

「栗原、今野無失点でしのぐ」:イザ!

まあ栗原は試合開始時の凡ミスと、見逃されたハンドの二つで、どう考えても二失点モノではありましたが。これでダメだと言わないけど、次は最後の追試ぐらいの気持ちでやらないとダメだろうなあ。なんか日本のスポーツ選手って、剛胆なイメージの外面の人ほど、プレッシャーに弱いよなあ。

asahi.com(朝日新聞社):ザックを語る ビアホフ 細かい指示論理的 - スポーツ

試合前にこの辺読みながら、ザックの予習をしていたら、レオ様が試合中継の副音声をしているということで、そちらにスイッチしたのですが、水沼貴史さんの喋りも相変わらず良いですが、芸人の加藤浩次が進行しているにもかかわらず、表の音声のアナウンサーの実況より、落ち着いた試合中継の放送になっているというのは、いかがなものかと思いました。これからTBSの中継は、加藤さんの相方が水沼さんでいる限り、そちらに音声を合わせたいと思います。

Jリーグが素晴らしい選手を輩出してくれている - サポティスタ

しかしこの一ヵ月ぐらいで一番分かったことは、この監督が日本に向いてるということだけは、間違いなさそうです。原さんは結果的にかも知れないけど、良い人を引いてきた。とにかく普通の監督が普通にやってる日本代表、こんなに希望が持てるなんて嬉しいことこの上ない。
なんか気が早い人達は、早くもコパ・アメリカで結果を出したら、ザック持っていかれるんじゃないかと心配しているけど、そうなったら日本代表の注目度も更に高まってるから、監督選びに困らなくなってるよ(笑)。

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