『爆笑オンエアバトル 第12回チャンピオン大会』

お笑いナタリー - トータルがオンバト史上初ハンパねぇ3連覇達成

オンバトのチャンピオン大会の、放送日時を全く把握していなくて、見始めたのはハライチが終わった後でした。録画もしていないので、簡単な感想だけにしますが、とりあえずノースモーキンハライチも、そんなに盛り上がっていなかったことは、Twitterなどの感想で確認しました。
U字工事は漫才のリズムが良くなかった。なんかここも漫才師から、テレビタレントにギアの入れ替えが始まっているのかなあ? 何が悪いとかではなく、なんかもう若手賞レースで漫才していること自体に、違和感を持つようになっている。
イワイガワは、ラストチャレンジとか話していて、相当に気合いが入っていたようなのですが、気合が完全に空回りして、お客さんの求めていることを提供できてなかった。この辺でファーストステージとセカンドステージの二回戦制ということに気付く(笑)。
アームストロングは、僕は元々あんまり好きじゃないんだけど、この流れで見たら、ここまでで一番盛り上げていたような、僕でもここまでなら、アームストロングに一票入れるかも知れない。我人祥太は、こちらをR-1決勝でやっていたら、という風に思える素晴らしいネタ、だから最後に10位とか発表出ていたのは驚きました。しんのすけとシャンが4位だったけど、この順位は逆でしょう。なんがビックリするぐらい、古臭い漫才してましたよ。ななめ45°オンバトに以前に挑戦していた時期のネタという感じ、鉄道キャラやるのなら、もっと素直な出し方で良いのに。ランチランチはこのメンバーに入ったことが可哀想でした。
そして上位二組として、トータルテンボスへの挑戦権を獲得したエハラマサヒロハイキングウォーキング、エハラの一本目の営業ネタみたいな感じのは、手堅い分だけ小賢しいという思いが、どうしても拭えないんだよなあ。ハイウォーは面白かった。正直これが無かったら、やる前からトータルテンボスの三連覇は決定と思ったでしょう。ということで、漫才、コント、ピンという並びで、三組ともオーディエンスバトルに強いという、興味深い対決になりました。
エハラの二本目はオーソドックスなネタで、僕はこっちの方が好きだけど、やや置きに行った感も強い印象となってしまいました。ハイキングウォーキングは、もうオンバトでは鬼門の「オリジナルゲーム」のネタで、このタイプのネタはラーメンズでもオフエアになったんだから、オーディエンスに向かないことを、芸人さん達は学習して欲しい。
こういうネタはどうしても、説明台詞が多くなって、理屈っぽくなってしまうから、どうしても手数が減ってしまうし、今回のハイウォーのネタは、なすなかにしの「テトラミンシャウト」じゃないですか、なすなかにしと同じ事を、ハイキングウォーキングには期待しないでしょう。最後のオチ前にやっと笑いが起きていたけど、面白い動きとかの部分で、このネタの本筋の大枠と違う部分ですからね。
トータルテンボスはもう最初の一分ぐらいで、優勝を確信しました。いや今更スキマスイッチの小ネタを堂々と入れてこれるのが、トータルテンボスの強さですよ。これ他の若手芸人は、こういうのすぐにできなくなる中でエライです。でも最後にやっぱり天丼入れてオチにするんだよなあ、これさえやらなかったら、トータルテンボスは好きになれるんだけどなあ。
ということでもう開票するまでもなく、トータルテンボスが三連覇でした。本人達も完結とか言ってましたから、これで次のリニューアルする『オンバト+』には出ないんでしょうね、というか今年のこの大会見ていると、いまの若手ではトータルテンボスの、このルールでやるのならNON STYLEタカアンドトシでも、この番組に復帰させないと、トータルテンボスを負かしようがないでしょう。

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