2009年9月8日の競馬ニュース〜シルクフェイマスが種牡馬入り

一口馬主の責任? 余生を全うさせる義務は誰にあるか: 馬券日記 オケラセラ

余生を誰がどう責任持ってどう過ごさせるかとか、線引きの問題とかは、難しい話も多いし、一朝一夕で結論出せる問題じゃないから、そこには卑怯かも知れないけど、踏み込む気はないです。そこに踏み込むには、その事で自分の考えをこの問題に使う余裕がないし、中途半端な結論は出したくない。
ただこういう問題を語る際に、あえて露悪的なポーズを取っているだけかも知れないけど、自ら「競馬を愛する者」としておきながら、ふざけながら馬の命を軽んじることで、この件に口挟むような人が、稀に出てくるのは許し難い。
前々から思っていたことだけど、競馬を愛する人間が、「競馬自体が動物や馬を愛するということから外れている」ということを、僕は心の底からゆるせないんだよね。旧世代の競馬ライターや評論家は少なくともそこは外れていなかった。「競馬を趣味にしている限り、馬刺しは食べられません」という態度の人の方が、僕はそれがいかなる自己満足や偽善であっても、よっぽど信頼のおける人です。だから余生の問題とかも、若干いや多くの偽善や自己満足を含んでいたとしても、そういう心のベースで、物事を語っていくことで良いんじゃないかと思う。それが無責任のファンの戯言であっても、そういう声が上がらないことには、何も始まらない。