ジャンルとしての『まんが道』

夏目房之介の「で?」 > 辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』下、お、お、面白いのだあ!

最初は、自分と実兄だけが偽名で、他の登場人物が実名なのがヘンな感じだったが、読み進むにつれて、そういう距離感をもたないと描けなかったんだろうなと思える。

これは島本和彦『アオイホノオ』も、そういう形式ですけど、自伝マンガというのは、そういった『まんが道』形式でないと、なかなか語りづらいものがあるんでしょうね。

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劇画漂流 上巻 劇画バカたち!! 大発掘 ビッグコミック創刊物語―ナマズの意地 青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス)

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