『爆笑レッドカーペット緊急重大発表90分SP』2009年3月25日放送分

とりあえずこのみんなしてのこの弄られ方、本当に天津木村はこの番組で愛されるようになったなあ（笑）。
アントキの猪木はトップ出が定着しましたね、番組的にも勢い出るというのもあるんでしょうが、バカリズムとかの後に見ても良さが伝わらないから、この判断は正解だと思います。ノンスモーキンはこの小さく舞台を使うネタにしても、「じゃんけん大王」のような大きく舞台を使うネタ、どっちにしても大きな舞台の方が映える芸風のように思った。アンガールズはさすが貫禄の横綱相撲でしたけど、今回は高橋さんの「カマドウマ」コメントに全て持って行かれました（笑）。
なだぎ武はこの番組で見ていると、どうしてR-1を二回獲るまで売れなかったんだろう？ということが逆に不思議になってくる。ものいいもこの番組で続けてグングン良くなってきたコンビの一つ、今回は突っ込みの人に“枯れ木”という新キャラまで付いて、当分の高値安定が約束された感があります。カムバックのドラムに座っている出オチは強力でした。あべこうじはこういう芸風だと、ちょっと噛んだだけで「あっ噛んだ」という所で引っかかってしまうのは、こっちの要求が高すぎるんだけど、しんどいだろうなあ。5GAPも久し振りに登場、今回はこの時間での放送がラストということで、総集編的な趣の出演者陣ですね、モエヤンが出なかったのが不思議なぐらいです。鳥居みゆきのエコ芸人関連のネタは、ワンパターンだし考えオチがハナについて、あんまり僕は好きじゃない。
イシバシハザマは今日のメンバーの中で、ラインナップされたことが凄いなと、チョコレートプラネットは中世ヨーロッパ以外のネタを見ると、どうもツッコミの下手さが気になって、ネタに集中出来ないです。あと氷室っていう着眼点も、微妙に時代を外してると思うんだよなあ。こまつは21世紀の横山ホットブラザーズということを、早くここに出ることが納得いかない人は気付いてほしいです。Wエンジン、いとうあさこの安定した仕事には、何も言うことはないです（笑）。
ロケット団は、本当はこの人達が先立ったりする事が多いのに、メディアに出てくるのが遅かったせいで、先人達の先にやったことを、色々と寄せ集めた感じになっていますよね、やっぱりいまのテレビ時代の芸人は、芸を磨いてる内は露出を控えるなんて悠長なこと言ってられない。露出しながら精進もしないと、どんどん同じ事考えている人に先やられちゃう。
ななめ45゜と、この後に出てきたインスタントジョンソンは、やはり現在の東西のトリオネタ芸人の中では、頭二つ三つ抜きん出たと思う、ななめ45°の方がネタクオリティ、インスタントジョンソンの方がキャラが強いと思っていたけど、ななめ45°はキャラの使い方が、インスタントジュンソンはネタのクオリティが、露出始めた頃と比べて飛躍的に伸びてきた。阿佐ヶ谷姉妹はもうそこにいるだけで面白いし、何というかこういう人たちが参入してこれる、間口の広さと敷居の低さに感動を止めることが出来ないです（笑）。急ぎすぎずにラジバンダリを封印ではなく、セーブしていくやり方ダブルダッチの歩み方は、なかなか賢明で流石ベテランです。
小島よしおはBGMがあった方が、無駄なゴージャス感が出て面白いと思う、ただこれもしつこくやっていくべきネタか、U字工事は今回のレッカペの評判が、そんなに良くないようなんですが、僕は福島進出も含めて巧いタイミング、良い流れになっていると思います。このコンビは12月まで勝負ネタを作ったり、温存したりしながらも、世間に顔も売り続けないといけないんだから、いまは大変だと思いますが、その中で非常に巧くやってると思います。引きこもることが出来る自前の劇場や事務所ライブのない芸人さんは大変ですよ。夙川アトムはやっぱり勢いに見ている方が、積極的にごまかされに行って、何となく楽しむものだなあと再確認しました、やっぱり賞レース向きではないよね、コラボの神組み合わせについてはカムバックでまとめて語り倒します（笑）。
ハイキングウォーキングはコントのタイトルコールで勝ち（笑）。ハイウォーや我が家のネタを見ているときの、見ている側のツッコミ所を一言の工夫で封殺しやがった（笑）。鳳仙花はこのレベルで見ると厳しいと思うのです。何か僕がこのブログで日頃指摘しているのとは、逆方向での大阪病だと思う、僕がこのブログで口酸っぱくして語っている、大阪の若手芸人の特有の病というのは吉本型で、松竹型というのもあるというのがよく分かる。その吉本型にに観戦しているのが次のジャルジャルで、また典型的な「女子中二病」受けのネタということで、ジャルジャルは自分の中では完全に、はんにゃ、フルーチポンチ、しずるの下という評価になってるけど、最近はものいいや響と比べても、下になってしまったような気がする。
天津木村の最後のくだらな過ぎるネタには、「アホや」と叫びながら爆笑と拍手を送りました。いやー木村は完全に両目開いてるわ、素晴らしい。もうこのまま行けるところまで、行き切って欲しいです。いやでもエロ詩吟始めたときは、いやしばらくやり続けていたときも、全くこのネタこのキャラに未来を感じなかったけど、レッカペやエンタに出るようになって、このネタとかキャラではなく、天津木村という芸人自体が磨かれていきましたし、その過程を見ていけたのは凄い良かったです。
さあ今日のメインディッシュ、なだき武×やまもとまさみのコラボの話を致しましょうか（笑）。いやこういうのなだぎ武とコラボやってる、大阪の芸人はやりたくてやってるんだろうなあ、でもこのクオリティ出せていないのは、やまもとまさみとの演技力の差なんでしょうね、なだぎも普段の手加減が一切無かったし、何よりやまもとまさみが、なだぎ武を片に止めないで泳がせていないのが素晴らしい、以前のどきどきキャンプとのコラボでも、なだぎさんは暴走していたけれど、相手が普通に巧いから安心して暴走している。ということで冒頭で書いた、なだぎ武はどうして最近までブレイクしなかったのか？という答えは出ましたね（笑）。もっと早くピンや、外の達者な芸人と組んでいたら良かったんだ。