「スポニチワールドサッカープラス」の秋春制に関するコラムはおかしい

何のための議論だったのか【戸塚啓】│スポニチワールドサッカープラス

これ戸塚さんだけでなく、金子達仁、山内雄司、西部謙司の四人とも、秋春制について実現可能、不可能に温度差はかなりあるとはいえ、「議論は継続されるべき」という論で一致しているし、「秋春制のメリット、デメリットはきちんと検討されるべき」と言っていますが、ちょっと待って貰いたい。「秋春制」に反対している人たちというのは、後藤健生のような有識者Jリーグの積雪地帯の当事者クラブ、サポーターによる反対運動、ブログなどでの意見表明など、かなり具体的な説明をしているのです。
しかし「秋春制」を支持する人たちや、議論を継続するべきと言っている人たちが、「秋春制」において反対している人たちが一番指摘している、「雪対策はどうするんだよ?」ということや、「学校の年度末との兼ね合いは?」という二点についてだけ見ても、具体性がある事を例えばこのスポニチプラスのコラム四人にしても何も説明していないんですよ、はっきりいって「秋春制」の議論は「Jリーグでは不可能」という結論で、いま止まろうとしているのは、秋春を推進している人や、議論は継続されるべきと言っている人が、何も議論を続けられるような事を用意していないからで、いつまでも「議論の糸口」みたいなものを出してくるだけで止まっているのが、もうこの議論を継続する事に、秋春に反対している人たちが意味を見出せなくなっている。
もう一度言う説明責任を果たしていないのは、「秋春推進論者」の方だ、彼らの議論の求め方、進め方はあまりにも不誠実です。