吉田豪がお笑いに関与する事が信用出来ない理由

吉田豪「豪さんのポッド」: ■第90回『豪さんのポッド』（08年8月22日） - タスカプレミアム

吉田豪は勘違いしてるが、ラブメイト１０のコーナーは中居が彼女いない体でやってるコーナーではなくて、
さんまが昔ラジオでやってたコーナーをその昔聞いていた番組スタッフに請われてやってる。

僕はこのブログでも度々、吉田豪がお笑いに関わってくる事について、不信感や嫌悪感を露わにしていますが、その理由ってこういう事なんですよね、いや別に間違っているとか、自分の想像だけで語ってるとか、そういうことを殊更に追求しようとは思わないんですよ、ただ吉田豪って、実際どこまで本当かは別にしても、「本人以上に本人を知っている」というような取材力とか、下調べが売りなはずなのに、この手の勘違いをそのまま語ったり、記事にしている事が結構あるんですよね、だから僕は吉田豪って、どうもお笑いに関する記事や語りに対して、他に彼が興味があると言ってる素材ほどの、深い関心や興味をお笑いに感じているとは思えないんですよね、単純にいまは商売になるから、片手仕事としてやっている匂いがする。だって他の素材だったら、この程度の勘違いしてないから、だから僕は吉田豪って、本当はそんなにお笑いとか芸人とか、好きじゃないんだろうなあと思うんですよね、やっさんとか一部の奇人的な芸人は、人間として興味有るのかも知れないけど、いまのお笑い界とかお笑い芸人は、本当は興味がない。
それが一番分かりやすく出たのが、去年からの一連のキンコン西野との揉め事だと思うんですよ、あれは吉田豪が一般的な、芸人のメンタルとかものの考え方、プライドの持ち方といったものを、あまり詳細に分析しないで、いつものサブカル論壇のノリで、喧嘩ごっこや論争プロレスを仕掛けたんだけど、キングコング西野の立っている場所には、そんな文化はなかったわけで、掟ポルシェや杉作J太郎みたいな反応してくれなかった、ということに対して、吉田豪が勝手に怒り出している、というのが僕はあの事件の本質だと思う。
西野がボクサーなのか、柔道家なのも調べずに、辻斬り的にいきなり「立ち技のみルールでプロレスやろうぜ」というのを、仲間内だけで伝わるサインで知らせて、いきなり殴りかかってきて、西野がいきなり殴ってこられた相手に困惑しながら、柔道家として足取りに行ったら、「ルール違反だ」と怒り出したというのが、僕はあの事件の最初だと思っています。そりゃ西野が、吉田豪相手に激怒しても、当たり前だと思うんですよ（笑）。
またサブカル論壇の人たちが、「西野は（サブカルの）論争プロレスが分かってない」みたいな批判もしていて、そりゃ西野からしたら、いきなり闇討ちにあって、反撃したら一斉に「ルール違反だ」言われたんだから、そりゃ怒るよ（笑）。
結局、吉田豪ってキンコン西野との揉め事があるまでは、ダイノジの大谷さんとか、バッファローさんとかケンコバさんとか、相手側がサブカルのルールをある程度知っているという、芸人としか接していなかったから、サブカル界のルールが、全ての芸人に通用するという、大きな誤解もあったのかも知れないけど、でも誤解をほったらかしにして、注目している素材に近付くというのが、他のジャンル扱っている時の彼には、あまり見られない行動なんですよね、サブカルに縁のない芸人は、標準的にどういうメンタリティなのか、どういうルールでやっているのか、ということをきちんと下調べせずに、お笑い芸人とサブカル界の喧嘩のルールは同じだと思いこんで、仕掛けていって相手を怒らせた、それで「西野は喧嘩の仕方分かっていない」と馬鹿にしているんだから、僕はあの件は西野の対応にも、子供じみていた所はあったにせよ、一番の問題は、相手のことやお笑い界の事をきちんと調べずに、自分の思い込みでプロレス仕掛けて、自分の思い描いたリアクションしてくれなかったからといって、相手を批判している吉田豪が悪い、という風にしか取れないです。
それはやっぱり一番の根っこは、この人がそんなにお笑いとか、本当は好きじゃないんだろうな、という風に思うのです。別に西野の対応は、程度はあれ、一般的なお笑い芸人の反応ですよ（笑）。そこまで把握していなかったのね、というだけの話のように思っています。
まあでも自分たちの論争プロレスとか、論壇喧嘩ごっことか、議論百人組み手みたいなのが、世間の他の場所でも、通用するという勘違いは、吉田豪に限らず、世間知らずのサブカルかじってる人には、結構いますけどね、でもそういうミスをしない人が、お笑い芸人に対してだけした、ということは侮っていたということでしょう。