審査をするのもされるのも嫌な人が主催するお笑いの大会
[C-1]タグはこのエントリーから外します(笑)。チクショウ、松ちゃんの思惑通りだぜ(笑)。
社会人が仕事もそっちのけでTVにRADIO:キンゴオブコント2008決勝進出者8組について
コメント欄の流れを読んでいて思ったんですが、そんなに優劣を付けたくない、他人の審査なんて無意味と思うのなら、優勝を決める大会としてやらなきゃ良いのに、という風に普通に思うんですけどね、ネタ見せを全国規模でやって、最終ネタ見世に合格した10組を、ただ放送するだけ、優勝賞金1000万円の代わりに、ギャラは一組100万円で10組、「これが出演料100万円に値するコントです」というのは、それだけで番組的な煽りにもなるだろうし、でもコントとか漫才とかって、やっぱり大衆芸能であり、エンターテイメントなんだから、「優劣は本人達で分かる」というものではなく、「他人(お客さん)が善し悪しを決める」ものだと、僕は思いますけどね。
キングオブコントで一番興味を惹かれた話 - 一汁一菜絵日記帳
そう本当にお笑いを審査するのが、馬鹿馬鹿しいとか、そういう風に評価されるのが嫌なら、出演者も審査員も最初から出るべきではないと思う。真面目に出場している人や、真剣に向き合って審査している人に失礼ですよ。
それで、準決勝の感想見てて「なんだかなぁ」って思うのは
そのネタを見た人が「決勝がゴールデンのテレビ番組の準決勝で
こんなネタをやるなんて、なんてアナーキーなんだ」
みたいなホメ方をしてるお笑いファンが結構居てるんですよ。
こういう褒め方って、僕も何年か前まで実際にしていたけど、いまは凄い反省しています(苦笑)。
「テレビに背を向けて生きてる芸人」がそもそもこんな所出て来ませんって。
ラーメンズも伊集院にあれだけ煽られながら結局出なかったし
吉本でいうなら、へびいちごとか吉本から「出ろ」っていう
要請があったにもかかわらず、蹴ったらしいですから。
へびいちごは若手の頃から、テレビ局主催の賞レース予選とか、事務所がエントリーしているのに、当日現れないということが、結構あったらしいですね、予選には一応参加して、どう考えても決勝のテレビでは流せないようなネタをやるのと、そもそも行かないというのは、どっちが本当の意味で反骨の人かという事ですよね。
でもそういう姿勢を取りながらも、いまそんなに露出はしてないし、大きな仕事には恵まれていないけれど、自分たちのペースでやりたい事をさせてもらうぐらい、へびいちごは吉本社内や大阪の芸能界にも、それなりに味方がいるわけで、やっぱり突き通すというのは大事なんだと思う、でもいま大阪で「反骨」とか「アナーキー」みたいに言われている人たちって、みんなラーメンズやへびいちごと比べると、テレビに片足ツッコンで、メジャーで売れることに対して未練残しながら、マニア受けも狙っています、という人たちが多くて、それが結果的にメジャーでも、キングマイナーでもない、微妙な立ち位置で足踏みする人が多くなっている。テレビでは世間一般に受けることをやって、舞台ではマニアックな分かる人だけ分かることをする、というのはよほど器用じゃないと難しいし、修練期間とでも言うべき、若手芸人の時期に出来ることではないと思う。というか、そんな両立が才能があったら、どんなにマニアックでアナーキーな事やっても、多分メジャーで売れてしまう。
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